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ミルバーン  (ハイランドモルト)

ミルバーンは、一般的な評価ではインヴァネスを代表するモルトということになっている。
しかし全体にボディは軽めで、これといった特徴に乏しい気がする。ドライでスイート、どちらかと言うと女性向きのモルトかもしれない。ただ、近い将来、飲むことができなくなるので今のうちに一度はトライしたほうが良さそうです。
蒸留所は、インヴァネス市にあった3つの蒸留所のうちの一つで、市街地の東の外れにある。
かつてはインヴァネスに到着する寸前に列車の窓から見ることができたというが、1985年に閉鎖、再開発のために売却され、1989年にレストラン兼パブとして新装オープンした。もちろん、も釣るウイスキーの製造は今後永久に行われることはない。
ミルバーンの由来は、敷地内を流れる同名の小川(バーン)から取られたものである。
創業は1807年と、インヴァネスではもっとも古い蒸留所であった。
ミスター・ウェリッシュなる人物が創業者と言われてるが、正式な記録は1825年から。19世紀半ばには一時期、製粉工場として利用され、1853年にはインヴァネスの穀物商、ディビッド・ローズが買収し、1876年に蒸留所を新築。再びモルトウイスキーの生産が行われることになった。しかし、1892年にはブレンデッド・スコッチで有名なヘイグ家が買収、1921年にロンドンのジン製造業者ブース社がオーナーとなり、最終的には1933年いDCL社がオーナーについた。
オフィシャルには一度もシングルモルトとして販売されたことはないが、独立瓶詰業者のものが今でも若干出回っている。
シングルモルトではないが、かつてザ・ミルバーンというブランド名で、ヴァッテッド・モルト(グレインと混ぜず、モルトウイスキー同士を混ぜたもの)が販売された時期があったという。ポットスチルは2基で、仕込み用水はロッホ・ダンケルケイグの水を利用していた。

ミルバーン

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2015.01.12(Mon) PageTop

マノックモア  (スペイサイドモルト)

1971年にSMD社はグレンロッシー蒸留所の敷地内に第2蒸留所として新しい蒸留所を建設した。
それがマノックモアである。以来、2つの蒸留所はUD社傘下のジョン・ヘイグ社が運営にあたっている。グレンロッシー同様、同社のブレンデッドスコッチ、ヘイグやディンプルの核となる原酒モルトである。
蒸留所のあるソーンズヒル一体は、多くの丘や森が点在し、野鳥の宝庫になっている。ソーンズヒルという地名も『サンザシの丘』という意味で豊かな森を思わせる。そのそのためかどうか、最近出まわるようになったUD社の花と動物シリーズのボトルには、どちらもラベルに野鳥の姿が描かれている。とくにマノックモアのラベルには珍しいグレイとスポッテッドウッドペッカーの絵が描かれていて、愛鳥家にはこたえられないボトルだろう。
ティスティングは熟成年表示のないオフィシャルボトルであったが、色は極端に薄くまるでレモン水のようである。オフィシャルボトルのかなでは、おそらく一番色が薄いのではないかと思われる。しかし、香りは豊かで、フレッシュでクリーン。フニッシュにコーヒーやシナモンのような香味が残るユニークなモルツウイスキーに仕上がっている。
グレンロッシー同様、通好みの一本といえるかもしれない。
マノックモアとはゲール語で「大きな丘」の意と思われるが、これは蒸留所の南にアルマノックヒルから付けられたものであろう、仕込み用水を取水しているバートン川は、このマノックヒルから流れ出している。
ウイスキー需要の落ち込みで、1985年から一時閉鎖されていたが、現在は操業を再開。ポットスチルは初留、再留釜合わせて計6基である。グレンロッシーの再留釜にはラインアームのところに精留器が取り付けられているが、このマノックモアのものには取り付けられていない。そのことを除けば、原料となる大麦麦芽も仕込み用水もグレンロッシーのものと全て同じである。


マノックモア

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2014.05.05(Mon) PageTop

マクダフ  (ハイランドモルト)

モルトウイスキーの場合、蒸留所名がそのままブランド名になっているところがほとんどである。
このマクダフは、蒸留所名とブランド名(グレン・デブロン)が異なる数少ない例外の一つ。オフィシャルのシングルモルトはグレン・デブロンだが、びん詰業者のものは蒸留所銘そのままにマクダフで出ている。
味については、ハイランドモルトの平均点というところだろうが、ボトル、ラベルデザインともモルトウイスキーらしくなく、印象が弱い。シングルモルトは個性を楽しむ酒だから、もう少し工夫が欲しかった気がする。
ただし日本でも最近出まわるようになった写真のボトルはその限りではなく、デザインも中身もずいぶん改善された。驚くほどスムーズでクリーン、食前酒としても食後酒としてもいけるだろう。
マクダフ蒸留所はパンフシャーの中心地、バンフの東端にあり、バンフとはデブロン川を挟んだ対岸のマクダフの小さな町に建てられている。
蒸留所の正面にはデブロン川が流れ、そこの海まではすぐの距離である。ちなみにデブロン側はロッシー側、スペイ川と並んでスペイサイドモルトの子京都も言われ、またサーモンが数多く遡上することで知られている。マクダフはもともとダウンと呼ばれている小さな村であったが、この地を支配したファイフ伯ジェームズダフの名前をとって、1738年に現在のマクダフに改められた。意味は、ゲール語で「ダフの息子」である。
創業は1962年と新しいが、10年後の1972年、ウイリアムローソン社が同社のブレンデッド、ウイリアムローソンズの原酒モルトを確保するために買収、現在に至っている。
買収の際に蒸留所は増改築が施され、ダークグレインの製造工場も敷地内に併設された。
ダークグレインとは、ウイスキーの製造過程の中で生じる副産物のことで、これは家畜用の重要な飼料となる。もともとマッシングの際できる麦汁の絞り粕も、アルコールを蒸留した跡のモロミ液も、家畜の飼料として利用されてきたが、これを乾燥圧縮し小さなペレット状にすることによって輸送も貯蔵も容易になった。
現在では、蒸留所に併設してダークグレイン工場を備えているところが増えてきている。
ポットスチルはスワンネック型で、創業時は2基だけであったが1968年に増設して現在は4基。仕込み用水は、デブロン川に支流であるゲリー川の水を利用。ユニークなのは蒸留所内に独自のクーパレイジ(樽製造部門)を持っていることで、これも現在では数が少なくなっている。


マクダフ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2014.03.02(Sun) PageTop

ロングモーン  (スペイサイドモルト)

一般的な知名度は低いが、ブレンダーの間では昔からマッカランやグレンファークラスと並ぶトップドレッシングのひとつであった。バニラやレーズン、ラム酒のような華やかな香りがあり、味はドライでスパイシー。食前酒としては最高のモルトウイスキーかもしれない。
エルギンとローゼスを結ぶA941号線を、リンクウッド蒸留所からさらに5キロほど南に下ったところにあるのが、このロングモーン蒸留所である。
ロングモーンとは、ゲール語で「聖人の場所」の意味。一方で古英語のランモーガンド(聖人の地)から来ているという説もある。
実際、蒸留所が建てられた場所にはかつてチャペルがあったと言われ、17世紀にはその後に粉挽き工場が建てられた。
グレンロッシー蒸留所の創業者でもあったジョンダフがこの地を手に入れたのが1893年。彼は翌1894年にロングモーンとベンアリックの2つの蒸留所を同時に建設した。1880年代から1890年代にかけて、スコットランドではちょっとしたウイスキーブームが起こり、数多くの蒸留所がこの頃に建てられている。
ダフの2つの蒸留所もそうした好景気のおかげであった。もちろん、周辺にはピートがふんだんにあり、エルギン周辺が大麦の一大産地であったこともロングモーンのウイスキーづくりを可能にした。
しかし、1899年に蒸留所はジェームズRグラント(ウイスキー業界にはこのグラント姓が多い)の手に渡り、彼の二人の息子は後に、グレンファークラスやグレンフィディックのグラント家と区別するために、ロングモーンのグラント兄弟と呼ばれることになった。
その後1970年代までグラント一族がロングモーンの経営にあたっていたが、1972年にグレングラント、グレンリベットと合併、1977年にカナダのシーグラム社の傘下に入った。グレングラント、グレンリベットと同様、クィーン・アンやサムシングスペシャルの原酒モルトとなった。
ポットスチルは、初留釜がストレートヘッド型で再留釜がランタンヘッド型の合計8基。変わってるのは再留釜の方は効率のよい蒸気蒸留方式を採用しているのに、初留釜の方は昔ながらの石炭直火焚きを今でも行っていること。
更に一部ではあるがフロアモルディングも行っており、そういう意味ではかたくなに伝統を固持している蒸留所と言えそうである。
仕込み用水は蒸留所の近くにある泉の水を利用している。


ロングモーン

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2014.01.06(Mon) PageTop

ロッホサイド  (ハイランドモルト)

シェリー酒やブラックカラントのような香りがあるが、全体に軽くフレッシュ、これといった特徴は乏しい気がする。
食前酒、あるいは初心者向きか。シングルモルトはオフィシャルの10年ものと、瓶詰め業者からのものが数種類出回っている。
蒸留所のあるモントローズは、ダンディーとアバディーンを結ぶ海岸道路A92のほぼ中間くらいのところにある街で、南エスク川の河口に位置している。現在でこそ、ヨット競技のセンターに利用されているごくありふれた海岸リゾート地にすぎないが、かつては重要な産業都市であった。このモントローズにはロッッホサイドと、かつてはヒルサイドと呼ばれていたグレネスク蒸留所の2つの蒸留所があるが、どちらも1980年代半ばから操業休止中である。
ロッホサイドの創業は1957年と比較的新しい。全身はジェームズ・ドーチャーズという有名なビール醸造所で、アソシエイテッド・スコティッシュ・ディスティラーズ(ASD社)のジョセフ・ホッブスが買収、それを蒸留所に改造した。買収の際に、4基のポットスチルと1基のコフィースチル(連続式蒸留器)が設置され、ベン・ネビス同様、モルトとグレインウイスキーの両方を生産することになった。
しかし、この試みはあまり成功したとはいえず、1970年にコフィースチルは取り外されてしまった。ホッブスのもとでマクナブ社が実際の運営に当たり、同社はロッホサイドのモルトを使ってサンデー・マクナブスというブレンデッド・スコッチを販売、地元スコットランドでは人気を博した。
しかし、1973年11月、マドリッドに本居を構えるスペインのウイスキー会社、ディスティレリアス・イ・クリエンサ社が買収。ロッホサイドのモルトウイスキーは、主にバルクでスペインに輸出されることになった。
この蒸留所がユニークなのは、敷地内に瓶詰め設備があること。蒸留所内にボトルリングの設備を持っているのは、このロッホサイドとグレンフィディック、スプリングバンクの3つしかない。
建物のそばに、かつて仕込み用水に利用していた小さな湖(ロッホ)があった頃から、ロッホサイド蒸留所と名付けられたものだが、現在仕込み用水は敷地に掘られた井戸から汲み上げている。この水もまたユニークで、ミネラル分を含んだ硬水であるという。


ロッホサイド

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2013.12.10(Tue) PageTop


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