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ベンローマック  (スペイサイドモルト)

スムースでまろやかな飲みくち。ニートでは焼け焦げたような香りがあるが、加水するとフレッシュでスイートに変化する。
実際のテイスティングは、ケイデンヘッド社の18年物のボトルであったが、これはベンローマックの本来持っている良さを伝えていない気がする。ゴードン・アンド・マクファイル社が出しているコニッサーズチョイスの方をおすすめする。
蒸溜所は、エルギンとインヴァネスを結ぶA96号線の途中にあるフォレストいう小さな町に建てられている。ファレスはゲール語で『灌木の茂み』の意だが、大変古い街でローマ人が2000年前に作ったブリテン島の地図にも『Varris]という名前で乗っているという。この街にはモルトウイスキーの蒸溜所が2つあった。一つはダラス・ドゥーで、もう一つがこのベンローマックだ。
ダラスドゥーは歴史的建造物としてウイスキー博物館に変わってしまい、ベンローマックも1983年に閉鎖。どちらも今はウイスキーの生産は行われていない。
創業は1898年、キャンベルタウンのグレンネヴィス蒸溜所(現存しない)のダンカン・マッカラムと、リースの仲買人FWブリックマンの共同出資によって建てられたが、不幸なことに生産開始直前の1899年10月にブレンダーの最大手パティソンズ社が倒産。同社と関係の深かったブリックマンはその影響をまともに受け、創業直後にベンローマック蒸溜所から手を引かざるをえなかった。
残されたマッカラムは短期間だけ操業を続けたがすぐに生産中止に追い込まれてしまった。1909年に再操業となったが、その後も操業と休止の繰り返しでオーナーが幾度と無く変わった。
1938年に、ウイスキー業界では異端児として名の知れていたジョセフ・ホップスがベンローマックを買収。しかし、彼はアメリカのナショナルディスティラーズ社に売却。1953年になってDCL社が同社から買収し、1966年、1974年と二回にわたって増改築が行われた。
ポットスチルは最小単位の2基。2度の増改築にもかかわらず、やはりこの程度の規模ではちいいさ過ぎたのか、1983年に閉鎖されてしまった。
その後一部の設備は取り外されたが、1992年にエルギンの瓶詰業者ゴードン・アンド・マクファイル社がUD者から買収。
近い将来、操業が再開される見込みという。
仕込用水はフォレスの近くにあるチャペルタウン・スプリングスの水を利用している。

  ベンローマック


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バドワイザー  (アメリカBeer)

以前、このビールのラベルがプリントされたTシャツが日本の若者の間で、大流行した。
『バドワイザー』は、アメリカ産のビールで、アンポイザー・ブッシュ社で造られている。創業は古く、1852年からである。
アメリカのビール生産量は世界第一位。そのアメリカで第一位の生産量を誇るのがこのアンポイザー・ブッシュ社。
なにせこの一社で日本の全ビール生産量を軽く超す700万キロリットル(約1.5倍)である。
ビルゼン・タイプのラガー・ビールだが、苦味がなくて飲みだしたらいくらでも飲めるのが特徴。
ツイスト・キャップを、あえて手で開けるのが若者の間で流行っている。

  バドワイザー

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.04.29(Sun) PageTop

ソルティドック  (ウォッカベース)

ウォッカとグレープフルーツ、そしてグラスの縁につけられた塩が、爽やかにマッチングした夏にピッタリのカクテル。
日本で、最もポピュラーなカクテルの一つだろう。ソルティドックとは、イギリスのスラング(俗語)で『船の甲板員』のこと。
彼らはいつも海の波しぶきを浴び、体が塩気を帯びているから、『しょっぱい奴」ぐらいの意味でこう呼ばれた。
このカクテルは、1940年代にイギリスで生まれた当時は、ジンをベースにして、グレープフルーツジュースと塩をひとつまみ加えてシェークする処方で、ソルティドックコリンズと呼ばれていた。これが、米国に渡って、ウォッカとグレープフルーツジュースをステアするカジュアルなものに変わった。
そして、若者たちに受け、西海岸で大流行したのだった。グラスの縁に塩を付けないものは、テールレスドック(尾のない犬)、ブルドック(尾が極端に短い)、グレイハウンド(走るとき尾を足の間に入れる)などと呼ばれる。
また,塩をグラスの半周だけつけるものをハーフムーンスタイルという。

材料
ウォッカ・・・・・・・・・・・・・・・・45ml
グレープフルーツジュース・・・適量
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

  ソルティドック

Trackback [0] | Comment [0] | Category [カクテルの知識] | 2012.04.29(Sun) PageTop

シャンパンの噴水を作ったタマげた国

ハリウッド女優グレース・ケリーが玉の輿に乗ったことでも知られる、モナコでのお話。
昭和41年のこと、モナコでは、建国百年祭のメーンイベントに国中が沸きかえっていた。というのは、グレース。ケリーの夫でもあった国王レーニエ大公が、シャンパンの噴水をこしらえると発表したからだ。
しかし、国民が注目したのは、イベントそのものよりも、どの銘柄のシャンパンを噴水用に使うかということだった。何しろ、本物のシャンパンは決して安い酒ではないのだ。
国王始め政府筋も、もちろんシャンパンが高価なことぐらい知っている。『ドン・ペリニオン』など、まっさきにこの「噴水候補」から外された。「ボランジュ」や「ランソン」など、有名銘柄もメーカー側からの強い押しがあったものの、なかなか採用には至らない。
そして、国王は熟慮の結果、『ポメリー』という銘柄を採用することにした。ポメリーは、それほど値段が高くない上に、味だってそう捨てたものではない。無難な結論と言えそうだった。
だが、その一方で、国民たちの間では、ポメリーの製造元が国王の親戚だったからという噂が広まったという。バカバカしい話でも。国家的イベントともなると、どこの国でも口さがない連中もいるものです。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.04.28(Sat) PageTop

ベンリネス  (スペイサイドモルト)

糖蜜やトフィーのような甘く豊かな香りがあり、味も立地でパワフル。秀逸な食後酒である。
実際にテイスティングしたのは、JM社の12年ものであったが、現在一般に出回っているのはUD社の花と動物シリーズの一品。
ラベルには、ゲべンリネス山の周辺に多い黒雷鳥の姿が描かれている。
ベンリネスとはスペイサイドで最も高い山の名前で、標高は840メートル。
蒸溜所は山の北嶺、標高213メートルのところにある。元は現在の位置から1キロ南東のホワイトハウス農場に1826年に建てられたが、1829年の大洪水で流失、1834年にジョン・イネス社によって今の場所に再建された。そのため蒸溜所の正式な創業は1834年となっている。1864年にオルトモーア蒸溜所を所有していたデイビッド・エドワードとその息子アレキサンダーが買収、1807年にはベンリネス・グレンリベット社が設立された。
しかし、ウイスキーの不況により次第に経営は悪化。1922年に四大ウイスキー会社の一つであったジョン・・デュワース・アンド・サンズ社に買収され、1925年からはDCL社の一員となり、1930年からは同社の子会社SMD社が直接の経営にあたっている。現在はUD社の系列である。
1955年に生産効率を高める為に古い建物は取り壊され、新しい近代的な蒸溜所に生まれ変わった。ウイスキー・ジャーナリストノチャールズ・マックリーンは著書で、「不幸なことに、その近代的な建物は周囲の美しい景観とはそぐわないものになってしまった」と嘆く。
ベンリネスがユニークなのは、ウォッシュ(もろみ)の一部を、3回蒸留すること。大半は2回上流だが、それに3回蒸留を施したものを加えることによって、よりライトタイプのモルトができるという。
ポットスチルは1966年に3基から6基に増設された。
仕込用水はベンリネス山から流れ出すスカーラン川とローワンツリー(ナナカマド)川の水を利用。昔からウイスキーづくりには最上の水と言われてきたもので、アルフレッド・バーナードはこの水についてその著書の中で、『山の頂上から流れ出す泉の水は、晴れた日には相当な距離であるにもかかわらずはっきりと見ることができる。
露出した岩の上をキラキラ輝きながら、花崗岩とコケの間を流れ下る。それはまさに天然のろ過装置だ』と述べている。


ベンリネス


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アル中になりやすいっ傾向を探る

アル中、正しくはアルコール依存症になる人というのは、どういうタイプなのか。そもそも酒が好きで、酒でウサを晴らす傾向があり、朝酒も平気で・・・・と、その条件を考えだすといろいろありそうだが、ここに一つのデータがある。それは、アルコール依存症は遺伝しやすいということ。
アメリカのデータによれば、アルコール依存症患者の両親とその兄弟がアルコール依存症である確率は、一般人口における確率の2・5倍。
また、両親のどちらかがアルコール依存症の場合、その子供の四人に一人はアルコール依存症になるという。
この他、双子による実験などで、アルコール依存症は遺伝しやすいことが明らかになっている。
その理由としては、アルコール代謝に関する生化学的体質やノイローゼになりやすい性格傾向などが遺伝するからだと言われているが、父親が大酒飲みの人は、よくよく用心したほうがいい。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.04.25(Wed) PageTop

ティママン  (ベルギーBeer)

ブリューゲルの絵画でもわかるように、ベルギーの農民、市民にとってビールは生活に欠かせないものだ。
一人あたりの年間消費量が日本人の約三倍という数字からも伺える。
それだけに、白ビール、ランビック、桜桃ビール、赤ビールなど、その醸造法、種類ともに様々。また、今でも醸造を続けている僧院がいくつか残っている。
『ティママンビール』はオーク(カシ)の樽の中で2年間寝かせたあと販売される。カシスビールは、ランビックビールにカシス(黒すぐり)を入れたビールで、果実酒を思わせる口当たりの良さで女性にも人気がある。
麦芽使用率は67%で、その瓶の形と味はワインを思わる。

  ティママン

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スパーテン  (ドイツBeer)

ドイツビールの名門として600年に及ぶ歴史を持つスパーテン社は、科学的醸造法や、アンモニア冷凍機などを導入し、下面発酵ビールの先駆者であった。
カールスバーグ社のヤコブセンに下面発酵ビールの技術を教え、惜しみなく2瓶分のビール酵母を与えたのは、ほかならぬスパーテン醸造所のブラウマイスター、ガブリエル・ゼードルマイルであった。
世界最良と言われる、ババリア産大麦とハラトー産のホップ、それに酵母とアルプスの新鮮な水だけを使い、1516年制定の「ババリア純粋法」に基づいて作られた『スパーテン・プレミアム・ラガー』は、口当たりがよく味わい深い最高級ビールである。

  スパーテン

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.04.24(Tue) PageTop

ベンリアック  (スペイサイドモルト)

トフィーのように甘く、カラントは柑橘系の豊かな香りがある。しかし兄貴分であるロングモーンに比べたらやや印象が劣るような気がする。それでもエルギン地区を代表する佳酒といっていいだろう。
ブレンダーからの評価は高いものの、シーグラム系列のブレンデッド・スコッチ、クイーン・アン、サムシング・スペシャルなどの原酒モルトのため、オフィシャルのシングルモルトは長い間販売されたことがなかった。しかし、1994年にようやく待望のシングルモルツが販売されるようになった。蒸溜所は、エルギンを南約5キロにあるロングモーン蒸溜所に隣接して建てられている。
ベンはゲール語で『山』。リアックはおそらくゲール語の「灰色がかった」に由来すると思われる。
同名の山は実在しないが、付近にはブラックヒル(黒い丘)、ブラウン・ミュアー(茶色の荒地・丘)という丘や湿地があることから『灰色がかった山』とは、色に寄せた連想からきているのかもしれない。
モルトウイスキー蒸溜所で、頭に『ベン』がつく蒸溜所は、ベンアリックの他にあと3つある。西ハイランド之ベン・ネヴィス、スペイサイドのベンローマックとベンリネスだ。そのうちベン・ネヴィスヤマハイギリスの最高峰(標高1344メートル)はスペイサイドを代表する山である。
ベンローマックとベンリアックに関しては、実在する山が見当たらないが、グレン(谷)と並んでスコットランドらしい響きを持った名前といえるだろう。
創業は1898年。ジョン・ダフ車によって建てられたものだが、すでにウイスキー産業は衰退に向かっている時期で、創業わずか2年で閉鎖。
その後半世紀以上にわたってウイスキーの生産は行われなかった。ようやく創業を再開したのは、グレンリベット社が買収した1956年になってからである。
隣接するロングモーン蒸溜所と同じくグレンリベット・グループの一員となった。同社は1977年にカナダのシーグラム社の参加に入っている。


  ベンリアック

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スチュワーデスを眺めながら飲むと酔っ払う?!

海外での日本人旅行客のマナーの悪さが取り沙汰されてる。中でも、飛行機の中でのマナーが特に悪いのだとか。
ただ酒なのをいいことに、スチュワーデスをホステスと勘違いして、ゲベレケになってしまう人も多いらしい。
こういう恥さらしに同情するつもりはないが、飛行機の中というのは、地上よりも酒に酔いやすいのは事実。高度1万メートルを飛ぶ飛行機は、中の気圧が調節してあるとはいっても、地上よりは気圧が低いということは、空気が薄いというわけで、アルコールを分解するために必要な酸素もまた、地上よりは少ないのだ。
だから、地上では平気な量のアルコールを飲んでも、飛行機の中ではアルコールのまわりが早くなる。
考えようによっては、安上がりに酒を楽しめるということにもなるが、たとえ悪酔いはしなくとも、スチュワーデスに悪い冗談を言うと、取り返しつかなくなることがあるから要注意のこと。

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ラスティネイル  (ウイスキーベース)

ウイスキーとドランブイという甘口のリキュールを軽くステアするカクテル。
ドランブイは、スコッチウイスキーに、香草類とはちみつを加えて作られたリキュールで、"満足させる飲み物"という意味を持っている。ラスティネイルはこのドランブイの売れ行きを促進するために考案されたカクテルと言われている。
スコッチを重ねあわせたようなカクテルだから、ウイスキー好きにおすすめだろう。ドランブイは40度以上のアルコールがあるので、かなり男性的なカクテルとも言える。
ラスティネイルとは、英語で、『錆びた釘』という意味。また、『古めかしい』という意味もある。しかし、このカクテルの登場は第二次世界大戦後のことで、それほど古いというわけではない。
カクテルの色から連想した名前という説が一般的だ。ラスティネイルの材料にオレンジビターズを2ダッシュ加えて、オン・ザ・ロックスではなくミキシンググラスでステアすると、スコッチ・キルトという別のカクテルになる。
スコッチキルトとはスコットランドの有名な男性の礼装用のスカートのことだ。

材料
ウイスキー(スコッチ)・・・・30ml
ドランブイ・・・・・・・・・・・・・・30ml


  ラスティネイル

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酒の神『バッカス』って、どんな神?

バッカスはローマ神話での名前。本家のギリシャ神話では『ディオニソス』という。
この『ディオニソス』、酒のいたずらというわけでもないのだが、ギリシャの神々の中でも、かなり数奇な運命の持ち主だ。
父はゼウス、母はセレメだが、これがいわば不倫の関係。ゼウスの本妻ヘラは、セレメが身ごもると、嫉妬の炎を燃やし、実際にセレメを焼き殺してしまった。
ところが、何故かセレメの子宮だけが焼け残った。そこで、子供にまでは罪がないと、ゼウスが取り出したのがディオニソスというわけである。
その後ディオニソスは里子に出されたり、一時は発狂するなどしながら、各地を放浪し、ギリシャ本土のイカリアにだどりついたという。
ここの村人たちは彼を崇め、その御礼として、彼が村人たちに教えたのが、ブドウ酒の作り方だった。ここで、彼はワインの神となったわけである。
ちなみに、彼をたたえる楽しい祭りをギリシャ語で、『コーモーディア」という。これが、『コメディー』の語源である。

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ベン・ネヴィス  (ハイランドモルト)

ウイスキーの歴史の中で、ユニークなキャラクターで知られた人物といえば、ベン・ネヴィス蒸溜所を創業したロング・ジョンことジョン・マクドナルドもその一人だろう。
彼は身長193センチの大男で、アーガイル地方の長、マクドナルド家(クラン)のチーフテン(氏族の長)の末裔だった。
そのため、ロング・ジョンと呼ばれたわけだが、この愛称は有名なブレンデッド・スコッチのブランド名となり、現在でも世界中の人々から愛され続けている。
ジョンがベン・ネヴェス蒸留所をオープンしたのは1825年のことで、フォート・ウイリアム地区では最も古い公認蒸溜所であった。ベン・ネヴィスとは同市の背後にそびえる山の名前で、イギリスの最高峰でもある(1344メートル)。ベンはゲール語で『水』のことだとか。
ジョンの死後も蒸溜所は別のマクドナルド家によって創業が続けられたが、1920年代にシーガー・エヴァンス社がオーナーとなり、さらに1955年にはジョセフ・ホップスが買収している。
ホップスはアメリカ禁酒法時代にカナダでウイスキー製造を行ない、一時は大儲けをしたが後に事業に失敗、スコットランドに戻ってからはいくつかの蒸溜所のオーナーとなった。
一時、隣のグレンロッキーを含めて3つの蒸溜所を所有していたが、それらを売却してベン・ネヴィスと東ハイランドのロッホサイド蒸溜所を買収した。
ベン・ネヴィス買収の際、従来のポットスチルの横にパテントスチル(連続式蒸留釜)を設置、モルトとグレインを同時に生産できるようにした。
しかし、この試みは必ずしも成功したとはいえず、その後パテントスチルは取り外されている。ホップスの死後、今度は1981年にビール会社の最大手、ウィットブレッド社がオーナーとなっている。しかし、生産は1983年に停止。そして1989年、ニッカウヰスキーが買収して、1990年9月から同社のもとでモルトウイスキーの生産が再開された。
ポットスチルは初留、再留釜合計4基。仕込用水は、ベン・ネヴェス山の麓にあるブッキャンズ・ウェルと呼ばれる泉の水を利用している。
ロング・ジョンやジョセフ・ホップス、ベン・ネヴェスといった有名な名前に比べウイスキーはバランスが今ひとつで、全体的な印象に乏しいような気がする。
ニッカウヰスキーがオーナーになったことで、今後にぜひ期待したい蒸溜所である。

ベン・ネヴェス

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サントリーモルツ  (日本Beer)

14世紀以来ドイツで数度にわたって布告された『ビール純粋令』の伝統により、欧米ではほとんどのビールが大麦、ホップ、水のみによって製造されている。
ところが、日本では大部分のビールがこの他、米やコーンスターチなどをまぜて作られているのである。
これに反して『サントリー・モルツ』は欧米と同じく大麦、ホップ、水のみで作られ、特に大麦はチェコ産のものを主として使用している。
ホップはこれまたチェコのハラトー地方で作られた、香り高いアロマホップを用いている。つまり、『モルツ』は欧米で最も人気が高い単色ラガービールの代表格。ピルゼン型で、しかもその主流であるチェコのピルゼン地方のそれに比肩すべきビールなのだ。


  サントリーモルツ

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ホットウイスキートディ  (ウイスキーベース)

好みのスピリッツに少量の甘みを加え、水またはお湯で割ったものをトディという。
ホット・トディは、わかりやすく言えば、お湯割りのことだ。ホットウイスキーとでぃはたんにホットウイスキーとも言われるが、日本でよくよく飲まれているウイスキーのお湯割りに、レモンスライスを入れたホットウイスキーと、だいたい同じようなものと思っていい。
ホルダー付きのタンブラーにウイスキーを注ぎ、少量の砂糖、スライスレモン、グローブ、シナモンスティックを入れ、熱湯を満たすという作り方。ホットウイスキートディは、簡単に作れるし、身体の芯から温まり、冬の寒い夜や、風ひきはじめの時などには絶好の飲み物だ。
クローブには、消化を助ける作用や口臭を消す働きもある。各種のスピリッツをベースにしても作られ、ホットブランデートディ、ホットラムトディなどと呼ばれる。
ホットウイスキートディの起源は、かなり古いと見られているが、飲み始められたのは、アメリカ南部という説がある。

材料
ウイスキー・・・・・45ml
砂糖・・・・・・・・・・1tsp
熱湯・・・・・・・・・・適量
スライスレモン・・1枚
クローブ・・・・・・・3~4粒
シナモンスティック・・1本

ホットウイスキートディ

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うかつにシャンパンで乾杯するとあとが怖い?!

ヨーロッパで異性と酒を飲むときは、酒の選び方に少し注意したほうがいい。『酒言葉』とでも言うのか、飲む酒によって、それぞれの意味があり、誤解されると、とんでもない目に合うこともあるのだ。
例えば、『シェリー酒』がそうだ。女性が男性と食事する時、食前酒にシェリー酒をたしなむと『今夜はお付き合いします』と言っていることになる。
『シャンパン』の場合も、こんなシュチュエーションでは、同じような意味になる。女性のあなたがヨーロッパのバーで、一人シャンパンを傾けていたとする。と、そこへするすると近寄っていくる男性。彼はあなたに『シャンパンで乾杯しませんか』と声をかけてくる。
どうせ旅先のことだと、あなたは乾杯を受ける。言葉は通じなくても、これだけの行為で、あなたは彼との『メーキングラブ』を合意したことになる。
もっとも、そういう目的で海外へ出かける日本女性もチラホラいるようですが・・・・

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.04.19(Thu) PageTop

バンフ  (ハイランドモルト)

第一印象はソフトでクリーン、ジンジャービスケットのようなあと味がある。ハイランドモルトとしては、少々物足りなさを感じるが、その分飲みやすい。
オフィシャルのシングルモルトは販売されたことがなく、瓶詰め業者のボトルが若干出まわるのみである。
デブロン川の河口に位置するバンフはバンフシャーの中心地、同地方ではもっとも古い街の一つである。
バンフとはゲール語で『仔豚』のことだが、ケルト民話ではアイルランドの愛称に使われることもある。
なぜアイルランドを仔豚と呼ぶのか、アイルランドから遠く離れたこの地がどうしてバンフなのか、興味深いものがある。
同地に蒸溜所がオープンしたのは1824年だが、その後閉鎖され、1863年にジェームズ・シンプソン・ジュニアによって、バンフから1マイル西に新しい蒸溜所が建てられた。
バンフ蒸溜所の創業年が1863年となっているのはそのためである。
蒸溜所が建設された地は、インヴァボインディーと呼ばれる所で、バンフ蒸溜所よりインヴァボインディーという名前が広く知られるようになった(一時両方を名乗っていたらしい)。
かつてここのモルトは、英国下院議会に供給されていたというから、それなりの銘酒であったのだろう。しかし、1983年に閉鎖、その後建物は取り壊され、蒸留所自体過去のものとなってしまった。
ポットスチルは2基で、仕込用水はフィスケイドリー農場の泉の水を利用していた。
バンフ蒸溜所にはユニークなエピソードが残っている。第二次世界大戦中、蒸溜所の建物はスコットランド辺境近衛連隊の兵舎として使用されていた。
1941年8月16日午後、一機のドイツ軍爆撃機が飛来し、辺り一帯に機銃掃射と爆弾投下と行った。
幸いなことに一人の犠牲者も出さなかったが、落とされた爆弾の一個が12番熟成庫に見事命中、カスク(樽)は空に舞い倉庫は炎上した。
蒸溜所は言ってみれば可燃物の一大倉庫で、ほとんどの蒸溜所が過去に一度や二度の火災を経験している。しかし、空爆によってい炎上したというケースは例外中の例外。バンフ蒸溜所では延焼を防ぐため隣接する熟成庫の樽を壊し、ウイスキーを周辺の牧草地や川に流した。
そのため放牧されていた牛は酔っ払って立ち上がることがデキず、小川にいた鴨やギースはフラフラになり、ある者は川岸や海岸に死体となって打ち上げられたという。
ウイスキーに酔うのは人間ばかりではないのである。

  バンフ

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酒の甘口と辛口はどこで決めるの?

酒の通は、辛口を飲むということになっている。
また、確かに醸造用の砂糖がタップリと入ったような酒は、口にビッタリとまとわりついて、飲みくちもよろしくない。
こういうインチキなお酒は論外だが、では、酒は辛ければいいのかというと、そう単純な話でもない。
最終的には、もちろん個人の好みということになるのだが、ちゃんとした工程で作られた甘口の酒は、それなりに美味いのだ。
ここで、お酒の甘口と辛口はどこで決まるのかということを簡単に説明しておこう。
お酒は、蒸した米(精米されたもの)と麹を混ぜたものに酵母を加え、発酵させて作るが、この時、酵母を強くすると酒は辛口になる。逆に麹を強くすると甘口になる。
このへんの塩梅は、杜氏のさじ加減ひとつ。杜氏の腕さえ良ければ、極上の甘口の酒も誕生する。
甘いか辛いかの目安は、日本酒度という数字でもわかる。摂氏15度の水の比重をゼロとすると、糖分の多い甘口の酒は水より重くなるから日本酒度はマイナス、糖分の少ない辛口の酒は比重が軽くなってプラスに成るというわけ。
この数字は、ラベルに表示されているから、是非参考にされたい。

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ズブロッカ  (ポーランドウォッカ)

ポーランドの東部ビアロウイッァの森に群上するズブロッカ草の香りを添えたウォッカで、ボトルの中に一本の草が入っているのが特徴。
ズブロッカという草は、かやの一種で、ズブラという野牛が好んで食べる。ラベルに描かれた猛牛の絵はそのズブラである。
また、猛牛が好んで食べる草のエキスが配合されている酒なので、ズブロッカは強精にも効果があるという説が、古くからヨーロッパ諸国で信じられている。
淡い黄緑色で、味は強い酒の割にはデリケートで、濃く得な舌触りである。
春爛漫の草々の香りが爽やかで、ウォッカより、ちょっぴり甘くて美味しい。飲んだ人に幸せを運んでくる味である。


  ズブロッカ

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アイリッシュコーヒー  (ウイスキーベース)

アイリッシュウイスキーをベースにしたコーヒー風味の温かいカクテル。
冷えた体に、ウイスキーと珈琲の香が心地いい、ホット・ドリンクの代表格だ。
厳冬の地、アイルランドはダブリンのシャノン国際空港。ここのカクテル・ラウンジのバーテンダー、ジョー・シェリダンの作。
空港に、大西洋横断の飛行機が給油のために立ち寄り、その時乗客が寒さしのぎに飲んだのがこのカクテルで、世界中に広まっていった。
アイルランドで古くから飲まれていたゲーリックコーヒーが基になっているとも言われる。
世界的に知られてこのカクテルは、スピリッツやリキュールのアレンジで、様々な呼び名がある。アクアヴィットでスカンジナビア・コーヒー、カルヴァドスでノルマンディー・コーヒー、コニャックでロイヤル・コーヒー等だ。
アイリッシュウイスキーは、マイルドなコクがあり、個性的な風味が特徴で、出来ればこのカクテルにはアイリッシュウイスキーを使いたい。
スコッチや国産のウイスキー、バーボンなどでは合わないので注意を。

材料 
アイリッシュウイスキー・・・・・・30ml
濃いコーヒー・・・・・・・・・・・・・・適量
生クリーム・・・・・・・・・・・・・・・・適量



  アイリッシュコーヒー

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バルヴィニー  (スペイサイドモルト)

スペイサイドのみならず、全モルトを代表する酒の一つである。
グレンフィディックとは兄弟蒸溜所だが、フィディックが並酒とするならば、こちらは大吟醸である。
ふくよかでコクがあり、水を加えても少しもバランスを崩さない。その上、フィニッシュも長く深い。
評論家マイケル・ジャクソンの採点でもファウンダーズ・リザーブ10年ものが85点。クラシック12年ものが86点と高得点。
最近これに代わるボトルとして、カスク・ストレングス15年が販売されるようになったが、この樽出しはまさに絶品!である。
一本ごとに上流年月日と瓶詰め年月日、カスク・ナンバー、ボトル・ナンバーが記されてラベルのデザインも秀逸で、愛好家にはこたえられない。
バルヴィニーはグレンフィディックの第二蒸溜所で、仕込用水も原料も大麦もフィディックと同じ物を使いながら、出来上がったモルトは全く違ったものになっている。おそらくその差は、ポットスチルの大きさや形の微妙な違いからくるのだろう。
モルトウイスキーの不思議なところである。
蒸留所が建てられてたのはグレンフィディック創業の5年後の1892年。敷地はフィディックに隣接している。名前は敷地内に建つバルヴェニー城から付けられてものだが、これは初代ファイフ伯爵が所有していた城である。
実は同地にもう一つ廃墟となっている古いバルヴェニー城があり、こちらは13世紀にブッキャン伯爵が立てたもので、その後何度か所有者が替わり、17世紀後半にジェームス・ダフの所有となっている。そのダフにちなんでダフタウンという町名が生まれた。
かつてはボトルのラベルに使われていた紋章は、古いバルヴェニー城の紋章である。
ポットスチルはスワンネック型で、フィデックのものと比べるとやや首が長い。もともとラガヴーリンとクラガンモア、グレン・アルビンの中古品を使っていたというが、その後3基増設して現在は初留、再留合わせて8基となっている。

仕込用水はフィディックと同じロビ・デューの泉の水。大麦は一部ではあるが自家栽培のものも使用し、こちらはフィディックと違いフロアモルティングも行なっている。
熟成は新樽とフィノ・シェリーと使って行い、最後の年にはそれをミックスし、再び今度はオロロソ・シェリーの樽で熟成させているとか。

  バルヴェニー


Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.04.17(Tue) PageTop

バルミニック  (スペイサイドモルト)

19世紀初頭、山深いトミントゥールの谷から3人のマクレガー兄弟が、15キロ離れたクロムデイルの地にやってきた。
ホーズ・オブ・クロムデイル(ホーはゲール語で「河岸大地」)と呼ばれる地はスペイ川上流の沖積平野で、クロムデイルの丘から幾筋もの小川が流れ、スペイ川本流に注ぎこむ。
スコットランド独立を謳ったハイランドの勇士たちがイングランド軍に最期まで抵抗した地でもあり、敗戦の悲劇は「ホー・オブ・クロムデイル」という民謡にも歌われている。そのクロムデイルの谷に3兄弟の一人、ジェームス・マクレガーが建てたのがこの蒸溜所であった。
認可蒸溜所として正式にスタートしたのは1824年だが、もちろんその前から密造を行なってきた。もともとこの地帯は密造酒づくりのメッカでもあったのだ。
『スコッチ』(1951年)という本を書いたサーロバート・ブルース・ロッカーの子孫で、当時の経緯を次のように書いている。
ある日、税吏がマクレガーの農場を訪れて盛大な歓待を受けた。ふと外を見ると不審な小屋が目についた。
あれは何か問う収税吏に、ピート小屋だとジェームスは答えた。酒宴は大いに盛り上がり、しかし、辞去する直前にこの税吏は優しく、『あのピート小屋のために免許をとったほうがいいですよ』と忠告していったという。
バルミックは、スペイサイド最西の蒸溜所だ。グランタウン・オン・スペイの街から約7キロ、かつてはスペイ・ヴァレー鉄道のクロムデイル駅から引込線が蒸溜所まで敷かれていた。
原料や樽を運んだバルミニックの蒸気機関車は、現在アビーモアの博物館に保存されている。
創業から100年近くマクレガー家が経営にあたっていたが、1930年にSMD社買収。1960年代に改修工事が行われて近代化され、1962年に4基から6基にスチルが増設された。
仕込用水はクロムデイル・バーンの水を利用している。
1970~80年代のウイスキーの不況の際も創業は続けられたが、1993年5月に閉鎖、現在も休止状態が続いている。
サーロバートによるとバルミニックのモルトは、創業当時から銘醸ウイスキーとして評判だったというが、シングルモルトとしてオフィシャルに販売されるようになったのは、UD社の花と動物シリーズからである(1991年)。
ラベルには蒸留所周辺に棲息する雷鳥(?)が描かれている。
スペイサイドの隠れた銘酒で、特にゴードン・アンド・マックファイル社のコニッサーズチョイスはおすすめの一本といえるだろう。食後酒向きである。


  バルミニック

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.04.16(Mon) PageTop

ニューヨーク  (ウイスキーベース)

オレンジがかった美しい色のカクテル。
大都会ニューヨークの夜景を思い起こさせるこの色は、グレナデンシロップの量によって微妙に変化する。
どれだけいい色を出せるかがバーテンダーの腕の見せ所となる。
グレナデンシロップの量の調整は、プラスマイナス2分の1まで。多すぎると赤くなり、ニューヨークとはいえない。
ベースになるウイスキーは、ニューヨークというカクテル名からも、ライ・ウイスキーかバーボンにしたい。
カナディアンウイスキーでもいいが、スコッチはいただけない。ウイスキーとライムというやや意外な組み合わせから生まれたカクテルだが、これがなかなかマッチしている。
ラウムジュースはできるだけしぼりたてのフレッシュなものを使いたい。
また、ライムジュースの代わりに、レモンジュースを使ってもいい。かなりの味の差が出るが、レモンの方がニューヨークには合うという人もいる。最後に好みでオレンジピールを絞りかけるが、この香りと苦味を移す、ごく簡単なテクニックで、一味違った美味しさになる。

材料
ウイスキー(ライ)・・・・45ml
ライムジュース・・・・・・15ml
グレナデンシロップ・・・2分の1tsp
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・1tsp


ニューヨーク

Trackback [0] | Comment [0] | Category [カクテルの知識] | 2012.04.14(Sat) PageTop

サミクラウス  (スイスBeer)

世界最強のビールとしてギネスブックにも掲載されている『サミクラウス』はスイスのハーリマン社の製品。
その名前はスイス・ドイツ語で、『サンタクロース』のことである。一年間かけて醸造されるこのビールは、年に一度だけ、サンタクロースの誕生日である12月6日に出荷される。
なんとそのアルコール度数は14~14.93%。普通のビールの倍以上である。ビールと思ってガブ飲みすると、えらい目に合うことになる。
このビールはビンの中で熟成し、味がまろやかになっていくという驚くべき特徴を持っている。そのため、毎年のラベルにその年のヴィンテージが記載されている。
いわば麦のワインとでも呼びたいような優れものである。

  サミクラウス

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.04.14(Sat) PageTop

断酒すると、なぜ酒に弱くなるの?

タバコも酒も、しばらくそれをたったあとに口にすると。やけに効くものだ。
タバコは目の前がくらくらしてくるし、酒は文字通り五臓六腑に染み渡る。
しみわたるだけならいいのだが、中にはあっという間に酔いが回ってダウン、『こんなはずでは・・・・』という経験のある人もいることと思う。
これは、アセトアルデヒド脱水素酵素というアルコールを分解する酵素の働きが弱っているせい。このこそ、需要に応じてその量が増減する性質があり、毎日アルコールを飲んでいれば、それにともなって増加、しばらく飲まなければ、減ってくるのだ。
酒はトレーニングを積めば、ある程度強くなるというのも、この酵素が需要に応じて増えるからなのだが、それも通常量の2~3倍が限度。
もちろん、無理やり酒に強くなった分だけ、肝臓には不安がかかることになるのでご用心。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.04.14(Sat) PageTop

オルトモーア  (スペイサイドモルト)

スペイサイド・キース地区の特徴である、熟した果実のような風味があり、ドライでスムース。
テリーヌやパテなど。ちょっとしたパーティーのオードブルと飲みたい酒である。
優れたフィノ・シェリーと同様、食欲を刺激する第一級食前酒とされる。
オルトモーアは、キースの町から北に約4キロ行った所にある。蒸留所名は、ゲール語で「大きな小川」の意で、そばを流れる小川の名前から付けられた。
オルトモーアは、蒸留後の廃液処理のパイオニアとして知られている。糖液抽出後のマッシュタンの搾りかす(ドラフ)と、アルコール蒸留後のポットスチル内の残留廃液(ポットエイル)の処理は、いつの時代も蒸溜所にとっては大問題であった。
どちらもタンパク質などの栄養価が高く、そのまま家畜に与えたりしていたが、輸送や貯蔵面で効率が悪く、すべてを処理しきれないのが実情であった。試行錯誤が長年繰り返されてきたが、これに回答を与えたのがオルトモーア蒸溜所である。
ドラフトポットエイルを乾燥・圧縮、ダーク・グレインと呼ばれるペレット状の飼料を作り出すことに成功したのが1952年で、これにより貯蔵も輸送も容易になり、以後ほとんどの蒸溜所がダーク・グレイン製造工場を蒸溜所に併設するか、グループ蒸溜所で共通の工場を建てるか、どちらかの方法を取るようになった。
創業は1896年。ベンリネスやダラス・ドゥー蒸留所を建てたアレキサンダ・エドワードが創業者で、同地を選んだのはここが密造酒のメッカだったからという。
キースからそれほど離れていないにもかかわらず、周辺はモスと呼ばれる泥炭地となっている。そのためウイスキーづくりに欠かせないピートと良水に恵まれていた。
密造者が仕込み用水として使ったフォギー・モスの泉の水を、オルトモーアもそのまま用いている。
創業者のエドワードは1898年に西ハイランドのオーバン蒸留所も買収し、拡大経営に乗り出したが、世紀の変わり目に始まったウイスキー不況により経営は悪化、1923年にはジョン・デュワーズ社に買収されてしまった。
その後25年にDCL社の一員となり、現在はUD社の系列となっている。ブレンデッドのデュワーズとロバート・ハーベイの原酒モルトである。
ポットスチルはストレート・ヘッド型とらんダンヘッド型の2タイプを使用。1970年代の新築工事で4基となった。もともとブレンダーからの評価は高かったが、新ングルモルトとしての知名度は低く、UD社のオフィシャル・ボトルが販売されだしたのは1991年からである。

  オルトモーア

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.04.13(Fri) PageTop

コルト45  (アメリカBeer)

アメリカには、『バドワイザー』や『クアーズ』といったメジャーなビール、欧州風の個性的なマイクロ・ブリュワーのビール、それに各地の小さいビール会社が統合されてできた、メーカーの中間的な味のビールがある。
『コルト45』は中間的な味の代表で、米中西部のハイルマン社の製品である。
缶の表には馬と蹄鉄が描かれ、その名は有名な小型拳銃と子馬を意味するCOLTの二重の意味合いのようである。
鉄が貴重だった昔から西洋には『馬の蹄鉄を拾うと幸運が訪れる』という言い伝えがあるが、『コルト45』はそれに現代の鉄の象徴とも言える拳銃の名を重ねあわせて、幸運をもたらす『小さな優れモノ』をイメージしているのだろう。


  コルト45

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.04.13(Fri) PageTop

ビール瓶が茶色いわけ

ビールは、知れば知るほどデリケートな酒だ。
それだけに弱点も多いのだが、その一つが日光。まあ、太陽に当ててうまくなる酒など聞いてことはないが、例えば、ビールを透明は瓶に入れて太陽に当てると、日向くさい臭がしてくる。これは、太陽の光がビールの成分を分解したためで、最終的には腐敗してしまう。
そんなビールだからこそ、あの茶色い瓶が選ばれたわけ。
最近は緑色の瓶もあるが、いずれにせよ、こうした濃い色の瓶は太陽の光を通しにくいため、ビールの品質を守るには最適なのだ。
とはいえ、ビールは日陰においておくのが無難。日の当たる場所にビールケースを山積みにしているような酒屋では、買わないほうがいい。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.04.12(Thu) PageTop

オスロスク  (スペイサイドモルト)

国際ワイン・アンド・スピリッツ大会を始めとする数々の品評会で賞を受賞し、国際的な名声を勝ち得た感がある。
フルボディでまろやか、豊かな香りがありスペイサイド・モルトの良さをすべて備えている。モルト通が知っているべき一本であろう。
蒸留所名はオスロスクだが、スコットランド人以外には発音が難しいため、誰にでも発音できて覚えやすいようにと、銘柄名をシングルトンとした。
オープンは1974年と新しく、モルトウイスキーは1986年から販売されている。シングルトンは、かつてウイスキーのオークションなどで『一つの樽』を指していた言葉だという。
モルトウイスキーの場合、蒸留所名がそのまま銘柄名人もなっているというケースがほとんどだが、中にはシングルトンのようにブランド名と蒸留所名が異なるものもある。
他には、アン・ノック(ノックドゥー)、グレン・デブロン(マクダフ)、インチマリン(ロッホ・ローモンド)など数えるほどしかない。
オスロスクは理想を追求したさ新鋭の蒸留所で、250エーカー(約31万坪)の広大な地に白と黒のモダンな建物が立ち並ぶ。ひときわ目を引くのが巨大な倉庫群でノッカンドオを同じIDV社の経営である。
同社はブレンデッド・スコッチのJ&Bで知られる大手企業で、元々はその原酒を確保するために建設されてもの。しかし、出来上がったモルトがあまりに評判が良かったためか、シングルモルトの販売にも力を注ぐことになった。
ポッドスチルは首の長いストレート・ヘッド柄を採用し、初留、再留合計8基。
加熱方式は上記加熱式を用いている。仕込み用水は『ドリーの井戸』と呼ばれる泉の水を利用しているが、コレはウイスキーづくりには理想的は、花崗岩と砂岩の間からしみでた極めて良質な軟水であるという。
蒸溜所の職人たちは、この井戸水がシングルトンの個性を作っていると主張する。実際IDV社がオスロスク蒸溜所を建てようと決心したのも、この井戸の発見があったからで、試験的蒸留は傘下のグレン・スペイ蒸溜所で行われたという。それほど良水だったということだろう。
熟成にはシェリーとバーボンの古樽が使われ、最後の二年間は両者をミックスして再び寝かせるダブル・マリッジ方式が取られている。

  オスロスク


Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.04.12(Thu) PageTop

カールスバーグ  (デンマークBeer)

デンマークで消費される引用アルコールの90%がビールであるという。
それほどビール好きなこの国を代表するブランドが、この『カールスバーグ』である。
15世紀から上面発酵のラガービールを根付かせたのが、ヤコブ。クリスチアン・ヤコブセンであり、彼が設立したカールスバーグ醸造研究所は、品質の安定したビール生産を可能とする、酵母の純粋培養法を発明したのである。
現在、コーンとの副原料を2~3割使った口当たりの良い『カールスバーグ』は、世界130カ国以上で愛飲されており、デンマーク・ビールの代名詞ともなっている。
軽くて飲みやすいタイプで、その爽やかな味がデンマークの人達だけでなく、世界中で受け入れられたのである。


  カールスバーグ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.04.11(Wed) PageTop


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