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酒場で相手の左側に座ると悪酔いしないワケ

酒場のカウンターに二人で座るとき、相手の右と左、どちらに座るほうが落ち着くだろうか。
これまでの生活習慣から、どちらか落ち着くほうがあるはずだが、悪酔いを防ぎたければ、相手の左側に座る方がいい。肝臓の働きが良くなるからである。
悪酔いの原因は、アルコールが体内で代謝してできる血中のアセトアルデヒド。その濃度が0・5ミリグラム以上になれば、悪酔い状態になる。
これを防ぐには、肝臓の処理能力を高め、アセトアルデヒドをさらに分解。できるだけ、アセトアルデヒドの血中濃度を高めないことが必要になるのである。
酒を飲むとき、カウンターで相手の左側に座れば、会話するためには、体を右にひねることになる。すると、肝臓に繋がる部分の脊髄が刺激され、肝臓の処理能力が活発になる。
つまり、その状態なら、アセトアルデヒドの濃度が上がらず、悪酔いもしないというわけである。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.30(Sun) PageTop

つくし 黒ラベル  (麦焼酎 福岡県)

西吉田酒造の麦焼酎のウチ、常圧蒸留ならではのはっきりとした麦の風味がポイントの『つくし黒ラベル』。
麹にも麦と黒麹を使っているので、香りから余韻まで麦の素材感がしっかり味わえる。同じ原料と麹を使う『つくし白ラベル』は減圧蒸留ですっきり仕上げており、製法により味わいが大きく変わることがわかる。
また、本銘柄は5年以上じっくり熟成させた原酒をブレンドしており、麦の香ばしさがありながら風味全体が丸みを帯びている。
麦焼酎にありがちなあと味の苦みもなく、『美味い麦焼酎』のお手本のような酒といえる。ストレートまたは水割りで豊かな麦感を堪能して欲しい。

香りは、麦をカラッと炒ったような、香ばしい香りが立つ。ポップコーン、山型パンのトースト、水飴、メイプルシロップ、ホットケーキなどを思わせる香りである。
味わいは、丸みのある味わいの中から、甘味と香ばしさが一体となって現れてくる。口の中で、麦の持つ様々な風味の多彩さが見事に広がってゆく。
後口は、口当たりから感じられた丸さが、消えることなく後口まで続く。ドライさの少ないフィニッシュで、麦焼酎としては珍しくしっとり感のある後口である。

つくし 黒ラベル

Trackback [0] | Comment [0] | Category [焼酎の知識] | 2012.09.30(Sun) PageTop

酒を飲んだら、この薬だけは飲むな!

年の瀬、妄念会に誘われると、風邪を引いていても、なかなか断りにくいというのが、日本の大人社会だ。
風邪薬を飲んでから酒を飲みに行くという人も多いが、ここでちょっと待って欲しい。薬には、アルコールによって成分が変化したり、場合によっては副作用をもたらすものもあるのだ。
例えば、かぜ薬に含まれる解熱鎮痛剤(アスピリンやアセトアミノフェン)を飲んだ時に酒を飲むと、薬の効き目が強まるとともに、薬疹や胃を荒らすなどの過敏反応が出やすくなる。
また、咳や痰の薬に使われる抗ヒスタミン剤も、効き目が強まり、突発的なアレルギー反応や、眠気、口の乾きなどをもたらすことがある。
だから、酒席に出る場合は、市販の薬でも避けたほうが無難。とりわけ心臓病や動脈硬化、糖尿病などの病気を抱かえている人は、特に要注意。
また、酒と一緒に飲むと危険なのが、睡眠薬。酒も、睡眠薬も、共に脳の中枢神経に働きかけるので、相乗効果が生まれ、酔いが強まったり、ひどければ呼吸抑制や循環不全を引き起こし、命を落とす危険まである。
いくら眠れない夜が続いても、酒と睡眠薬の併用は絶対避けるべきだと、医師は強く警告している。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.29(Sat) PageTop

ケストリッツァー シュヴァルツビア  (ドイツビール)

日本では濃色系のビールを十肥一絡げに『黒ビール』と呼ぶ傾向にあるが、本来『黒ビール』とは、ドイツの『シュバルツ』に使うべき言葉だ。そして『その特徴は?』と聞かれれば、一言『このビールを飲めばわかる』と答えたい。
『ケストリッツァーシュヴァルツビア』は、典型的なシュバルツであり、基本中の基本だ。旧東ドイツのチューリンゲン州バート・ケストリッツの街で作られるこのビールのルーツは、16世紀にまでさかのぼる。
当初は貴族社会だけの特別なビールだったが、18世紀には一般庶民にもポピュラーな存在となり、かの文豪ゲーテも『ケストリッツァーシュヴァルツビア』を愛飲したと伝えられている。
漆黒のビールには、淡くキメ細やかなベージュの泡が立ち、ローストモルトの文がしっかりとしている。
焼いたトーストやブラックコーヒー、いちじく、チョコレート・クッキーを思い出させる。
飲み口は以外なほどすっきりしているので、バーベキューや串かつとともにグイグイ飲むものに適している。


ケストリッツァー

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.09.28(Fri) PageTop

天使の分け前

ウイスキーは熟成中に「蒸発」する。それは樽材の導管を通して呼吸しているからだ。
1年目に4から5%、2年目からは平均2・5%ずつ蒸発する。だから熟成期間が長いほど中身が減ることになる。
職人たちはこれをエンジェルズ・シェア、『天使の分け前』と呼んでいる。
スコッチ全体で毎年天使に取られてしまう量は大変なものになる。ほぼ10年で中身は4分の3に減ってしまうという。
しかもこれは無税!もし天使から税金を徴収できたら、と考えるものもいるとか。スコットランドの天使は底抜けの大酒飲みなのである。
ニッカウヰスキーが数年前にベン・ネヴィス63年ものを1本50万円で販売したことがある。これは同蒸留所に残っていた1926年産の最後の一樽だった。500リットルのシェリー樽たったから、もし蒸発しないとしたら1000本近く採れたことになる。
ところが、樽に残っていたのはわずか72リットル。96本分でしかなかった。残りの430リットル、9割近くは天使が飲んでしまったのだ。
長期熟成のウイスキーは貴重であるというのがお分かりいただけたでしょうか

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.27(Thu) PageTop

グレングラッサ  (ハイランドモルト)

「麻糸?フレッシュ・リネン、べッドメイクしたばかりの新しいベッド、ハリエニシダ。エニシダ、雑草とハリエニシダに覆われた海岸の砂丘・・・もっとも個性的なモルトの一つ」と、評論家のマイケル・ジャクソンは形容する。フレッシュ・リネンという感じはあまりしないが、非常に個性的でどこかリノリウムのような人工的な香りがする。ただ個性的な風味の割にボトルデザインが今ひとつ。ラベルにもう少し工夫が欲しかった気がする。
グレングラッサとはゲール語で『緑野の谷』のこと。蒸留所は、フォースワンに面した漁村ポートソイの3キロ西にある。ポートソイは、ピンクや緑のサーペンタイン石(蛇紋石)の産地として知られ、イギリス中の貴族の館や領主の家などではこの高価な石が建材として使われたものだという。
大理石に似ている頃から『ポートソイ・マーブル』とも呼ばれたこの石は、イギリスばかりではなくフランスのヴェルサイユ宮殿の暖炉などにも使用されているとか。
創業は1875年。前身はクレイグス・ミルズと呼ばれた3つの工場で、その3つの工場のうちの一つは、スコットランドでは珍しい風車を動力源にしていた。現在、風車が蒸留所の門の一部として残っている。1890年代に、当時拡張政策をとっていたハイランド・ディスティラーズ社が買収、現在に至っている。同社のブレンデッドであるフェイマス・グラウスやカティサーク、ラングスなどの原酒モルトである。
そのためか、シングルモルトとしてはごとんど手に入らず、わずかにGM社のボトルが出回っているのみである。
グレングラッサの歴史は必ずしも順調だったわけではなく
1907年から1959年まで、途中の数年間を除いてはほとんど休止状態であった。1960年に古い建物を取り壊し、完全に新しい蒸留所に建て替えられた。
ポットスチルは創業時から2基しかないが、再建の際の容量が倍のものに付け替えられた。仕込み用水はグラッサ川の伏流水が湧き水となって出る泉の水。かつてはわざわざグレンロセスから運んだというが、これはあまり成功しなかった。
特筆すべきは、80エーカー(約98000坪)の大麦畑を持っており、原料となる大麦の全てを蒸留所でまかなっていること。
蒸留所が独自の大麦畑を持っているところはスコットランド全体でも数えるほどしか無い。

グレングラッサ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.09.27(Thu) PageTop

シャトリューズ  (フランスリキュール)

シャルトリューズのオリジナル処方は、1695年、アンリ4世の宮廷にある人によって伝えられたという。
しかし、その処方の薬草をパリで入手するのは難しく、実際に造られることはなかった。
その処方がめぐるめぐって、1764年にフランス東南部グルノーブル山中のラ・グランド・シャルトリューズ修道院に伝わり、ジェローム・モーベックという修道士が現在のシャルトリューズ・グリーン(フランス語でヴェール)の原型を生んだ。130種の薬草を使った、香気高いリキュールだった。
19世紀にはいってからは、同修道院のブルーの・ジャケ修道士が、よりデリケートで、ソフトなまろやかさを備えたシャルトリューズイエロー(フランス語でジョーヌ)を開発した1838年のことである。
現在、シャルトリューズは、民間会社に製造を委託しているが、原料となる薬草の配合は、三人の修道士によって秘密裡に行われているという。薬草を束ねたものを何種類も作り、グレープ・スピリッツとともに単式蒸留機で蒸留し、東欧産のオークの大樽で数年にわたって熟成し、ブレンドの上、水、シロップ、または蜂蜜を加えて、製品となる。
使われているう薬草類は、推定だが、アンゼリカ、クローヴ、ジュニパー・ベリー、コリアンダー、カーだもん、ヴェルヴェーヌ、バーム、ヤロー(セイヨウノコギリソウ)、マージョラム、オレガノ、ペパーミント、ヒソップ、メースなど。
シャルトリューズは、グリーンのほうがスパイシー、ミント風味も豊かに溶け込んでいる。イエローは、ハニーの香味に特徴がある、なお、イエローはアルコール度数40度、エキス分33%
シャルトリューズの高級品としてV・E・P(長期熟成の意)が、緑、黄色ともにあるが、これは8年以上の樽熟成を経たものであり、リキュールの最高峰とたたえていいだろう。
ほかに、長寿の秘酒と呼ばれるエリクシル・ヴェジェタルがあり、アルコール度数71で、エキス分11%、これは、シャルトリューズ・グリーンのエキスを濃縮したものと言われている。
角砂糖に染み込ませてしゃぶるようにするといい。

シャルトリューズ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [リキュールの知識] | 2012.09.26(Wed) PageTop

釈云麦  (麦焼酎 福岡県)

明治23年の創業以来、福岡では珍し焼酎専業蔵としての歴史を歩む西吉田酒造。筑後平野の肥沃な土地が生む大麦と矢部川水系の伏流水を原料に、昔ながらの伝統的な焼酎にこだわりながら新しい製法にも積極的に取り入れ、評価の高い酒を醸している。
常圧蒸留で旨みのある味わいに仕上げられた『釈云麦』は、濾過をしないことで強い個性を出しているのが特徴。香り、味わい共に麦の風味に貫かれ、麦焼酎が好きな人にはたまらない酒でしょう。
アルコールづす雨は25でだが、もっと度数の高い焼酎のようなコクとまろやかさがあり、ロックにするとそのとろみ感が更に増して秀逸な味わいとなる。

香りは、麦を焦がして時のような香りで、麦ごはんやオートミールを思わせる。麦そのものを凝縮したような心地よい香りである。
味わいは、丸く優しいアタックの後から、含み香として麦の粉やさぬきうどん、ホットケーキなどを食べた時のような麦の色々な香りが表れる。
後口は、しっとりとした味わいの後に、わずかに下を引き締めるようなドライなタッチが残る。程良い刺激が飲み飽きさせないアクセントとなっている。

釈云麦

Trackback [0] | Comment [0] | Category [焼酎の知識] | 2012.09.23(Sun) PageTop

辛い二日酔いを一発で治す方法がある!

『あ、た、まが、ガンガン割れるように痛い』という二日酔い。これを沈めるのには、幾つもの民間療法があるが、科学的に見れば、酸素マスク一発で治るはずである。
実際、頭ががんがんする二日酔いの朝、酸素マスクを当てて、症状をやわらげているサラリーマンもいる。
そもそも、二日酔いというのは、アルコールが、アセトアルデヒドに変化して血液中に残り、これが中枢神経を刺激して、頭痛や吐き気をもたらすもの。
つまり、何とかしてアセトアルデヒドを退治すれば、二日酔いの症状は軽くなるはずだが、それに効果を発揮するのが、純粋な酸素なのである。
純粋な酸素を体内に送り込むと、アセトアルデヒドは酢酸に変わり、さらに炭酸ガスと水に分解される。中枢神経を刺激する悪玉がいなくなるので、二日酔いの症状が軽減されるのである。
今度、二日酔いになったら酸素マスクを試してみてください。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [未分類] | 2012.09.21(Fri) PageTop

八海山泉ビール アルト  (日本ビール 新潟県)

全国に多くのファンを持つ日本酒「八海山」の蔵元が、1998年から醸造を始めたのが『八海山泉ビール』だ。霊峰・八海山から地下にしみ、なだらかな扇状地を経て湧き上がる伏流水を使って、丁寧に醸しだされている。
『八海山泉ビール』の一つである「アルト」は華やかな香りが印象的。酵母の微かなくすみが優しい印象を与える。まずはグラスに鼻を近づけて、上品なホップと優しいモルトの香ばしい香りを楽しみたい。ラ・フランスや杏のようなみずみずしくフルーティーな香りも探し出せる。口に含むとモルトの甘い味わいが広がり、喉を通った後にはシャープな苦みの余韻がしっかりと残る。香り、味わい。苦味が絶妙の均衡を保っている。
他にも、麹のような香りを楽しめる『ヴァイツェン』や、すっきりとした『泉ピルスナー』、ホップのアロマを感じつつソフトで飲みやすい『ペールエール』なども醸造している。厳格な日本酒づくりを重んじる蔵元らしいビールである


八海山いずみビール

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.09.20(Thu) PageTop

酒場で相手の左側に座ると悪酔いしないワケ

酒場のカウンターに二人で座るとき、相手の右と左、どちらに座るほうが落ち着くだろうか。
これまでの生活習慣から、どちらか落ち着くほうがあるはずだが、悪酔いを防ぎたければ、相手の左側に座る方がいい。肝臓の働きが良くなるからである。
悪酔いの原因は、アルコールが体内で代謝してできる血中のアセトアルデヒド。その濃度が0.5ミリグラム以上になれば、悪酔い状態になる。
これを防ぐには、肝臓の処理能力を高め、アセトアルデヒドをさらに分解。できるだけ、アセトアルデヒドの血中濃度を高めないことが必要になるのである。
酒を飲むとき、カウンターで相手の左側に座れば、会話するためには、体を右にひねることになる。すると、肝臓に繋がる部分の脊髄が刺激され、肝臓の処理能力が活発になる。
つまり、その状態なら、アセトアルデヒドの濃度が上がらず、悪酔いもしないというわけである。

Trackback [0] | Comment [2] | Category [お酒の知識] | 2012.09.19(Wed) PageTop

グレンギリー  (ハイランドモルト)

最近ボトル・デザインを一新し、それにともなって12年ものが出回るようになった。
好き嫌いは別にして、大変個性的なモルトである。また、グレンガリオックではなく、グレンギリーと正しく発音できたら、あなたは相当なモルト通といっていいだろう。
蒸留所はアパディーンとバンフを結ぶA947号線沿いのオールドメルドラム村の近くにある。古くから大麦などの一大生産地として知られた場所で、一帯はかつて『アバディーン州の穀物庫』と言われたほど。豊富な大麦を原料に、古くからウイスキー造りが行われ、このグレンギリー蒸留所も創業は1785年と、ハイランドでは最古の蒸留所の一つに数えられている。
ただし、その歴史は必ずしも順調だったとは言いがたく、200年の間に何度もオーナーが代わった。原因の一つは有力な水源が近くになく、仕込用水の確保がままならなかったことにある。
1884年位はブレンデッドウイスキーVAT69知られるウイリアムサンダーソンが蒸留所を買収、VAT69のメイン原酒となったが、1937年にはDCL社の傘下に。その後長い閉鎖期間を経て1968年にはスタンリーPモリソンが買収。モリソンはすでにアイラ島のボウモアを所有していたが、これは『すべての地域の蒸留所を所有したい』という彼の夢の実現でもあった。更にローランドのオーヘントッシャンを加え、モリソン・ボウモア社は3つの蒸留所を所有することになった。しかし、1994年7月にサントリーがモリソン・ボウモア社の全株式を取得、3つの蒸留所のオーナーとなっている。
仕込用水確保のため、モリソン社が買収した際、近くの野原に深い井戸を掘り、長年課題だった水源確保に成功、さらにポットスチル(ストレートヘッド型)を2基から3基に増設、後にもう1基増やして現在4基となっている。
グレンギリーがユニークな点は、スチルの熱源などに北海油田から算出する天然ガスを使用していることと、モルトの半分を伝統的なフロアモルディングでまかなっていること。更に冷却水の余熱(温排水)を利用して温室を作っていることで温室内ではトマトを始めとした野菜、シクラメンなどの栽培を行なっている。
110近い蒸留所の中でも、余熱を利用した温室栽培というのはグレンギリーだけである。


グレンギリー

Trackback [0] | Comment [0] | Category [未分類] | 2012.09.18(Tue) PageTop

ベネディクティンDOM (フランス リキュール)

ベネディクティンは、1510年、フランス北部ノルマンディ地方の海沿いの街フェーカンのベネディクト派修道院において、ベルナルド・ヴィンチェリ(bernard vincelli)によって開発された。1534年にフランソワ1世がこの修道院に立ち寄り、酒を賞賛したという。
18世紀末、フランス革命により、修道院の財産は管財人の手で国に没収され、リキュール製造も取りやめとなったが、1863年、フェーカンの商人アレクサンドル・ル・グランによって製法記録が発見され、研究のすえ復元に成功し、発売した。
現在、このリキュールは、修道院跡地に1876年にル・グランが建てたルネッサンス様式の建物内で造られているが、発売元は現地の私企業となっている。
原料は27種類のハーブ・スパイス。ヒソップ、アンゼ入りか、コリアンダー、クローヴ、ナツメグ、アロエ、シナモン、タイム、カーダモン、ジンジャー、ジュニパー・ベリー、バーム(西洋ハッカ)、メリッサ、バニラ、レモン果皮、松の実、セイロン産の紅茶などが使われる。これらを5つのグループに分け、3グループはグループ・スピリッツに浸漬の後に濾過、2グループは、スピリッツとともに蒸留する。両者を18ヶ月オーク樽で熟成の後ブレンド。蜂蜜、カラメル、サフランシロップを加えて製品となる。
食べるに表記されているDOMは、修道院での祈りの言葉「Deo Optimo Max-imo」(至善至高の神に捧ぐ)の略である。


ベネディクティンドム

Trackback [0] | Comment [0] | Category [リキュールの知識] | 2012.09.17(Mon) PageTop

こしゅん1997  (麦焼酎 福岡県)

工場のある福岡県浮羽町は、三方を山に囲まれ、九州最大の川である筑後川の流れに近い豊かな穀倉地帯。
山から平野にかけた場所ニアにあることから水にも恵まれており、明治26年の創業から、良質な酒作りを続けている。
もともとは清酒蔵だが、現在は焼酎専用の蔵もあり、それぞれが別個に醸されている。浮羽町には日本名水100選の一つ『清水湧水』があり、仕込み水には清水湧水と同じ水系の伏流水を使用。清酒と同じく上質な味わいの焼酎を生むベースとなっている。
樫樽熟成を経てボトリングされる『こしゅん1997』は樽からの香りと麦の風味が身上。優れたバランスである。

香りは、まろやか。甘さと香ばしさ、煙ったようなスモーキーさも感じられ、さらに樽からくる木の香りの香りが溶け込んでいて心地よい。
味わいは、トロミのある感触の中に、甘さ、いぶしたような香り、樽の風味がよくまとまって感じられる。
香味を感じている時間が長い。
後口は、じっくりと味わいが感じられた後、木や炒った麦、栗を思わせる風味が現れてくる。苦みのない、スムーズでややドライなフィニッシュとなる。

こしゅん

Trackback [0] | Comment [0] | Category [焼酎の知識] | 2012.09.17(Mon) PageTop

「可杯」(べいはく)ってどんな盃?

盃にも色々あるが、その中でも傑作なのは、やはり「可杯」だろう。
これは、盃のそこが尖っていたり、天狗のお面のような形になっていて、下に置くとコロンと転がってしまう。
杯の中の酒を飲み干してしまわないと、下に置けないようになっている。
このような形の盃をなぜ可杯というかというと、この『可』の字は「可申候(もうしそうろうべく)」のように、必ず上に来るところから、「下に置かない」という意味をかけたものだそうだ。
この傑作な盃は江戸時代の末頃から出現したもので、この変わり種として、底の穴が空いていて、酒を飲み干すまでその穴を指で押さえていないと、酒が漏れてしまうなんていうのもある。
こんな遊び心たっぷりの盃でお酒を飲んだら、楽しいかもしれないですね。

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大沼ビール アルト  (日本ビール 北海道)

わずかにくすみのある『大沼ビールアルト』の銅色は、適度に使い込まれた銅製のマグカップを思い出させる。
肌に馴染む懐かしさだ。泡は淡いベージュの色味を帯び、細かくリッチで長持ち。
香りからはカラメルや、アプリコットに似た果実のアロマが漂う。口に含むとモルトの風味は、夏の火照った体を癒してくれる麦茶のように香ばしく、カラメル、わずかな酸味、ホップの程よい苦味が後を追ってくる。そこへ炭酸の爽快感とアルコールの魅力がプラスされる。
酢豚やエビチリなどの中華風、トマトソースや魚介類を使った南欧風、ポテトやソーセージなどのドイツ風と、さまざまなジャンルの料理に合う。日本の地ビールメーカーの多くがアルトを作っているのは、多様化した日本の食生活にマッチしているからだろう。
その好例がこのビールである。
なお『大沼ビール』は『ケルシュ』や『IPA』も定評があり、ビアコンテストで多数の受賞歴を誇っている。


大沼ビール

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これがおいしいビールの飲み方だ

ビールを注いてもらう時、注ぎやすいようにグラスを傾けている人がいる。しかし、これでは泡が均一にならないので、グラスはまっすぐに立てて注いでもらうのが良い。
注ぐ速度は、はじめはゆっくり、それからだんだんと勢い良くするのが美味しい注ぎかたである。
ビールの泡は、ビールから逃げようとする炭酸ガスを抑え、またビールが直接空気と触れるのを防ぐ役割をしている。だからブツブツと大きな泡ではなく、細かく均一な泡が良い。
泡の量は、全体の2から3割ぐらいがちょうどよく、泡ばっかりとか、ほとんど泡が立っていないような注ぎ方は当然良くない。
ビールを飲むときは、グラスに口を近づけたら、上唇をそっと押しのけ、その下から滑らせるようにして飲む。
美味しく飲む、ということだけを考えた場合、人にビールを注ぐときは、相手のグラスにまだビールが残っていたら、それを飲み終わるまで注ぎたさないほうが良い。炭酸ガスが逃げてしまい、また、温度の違うビールが混ざって美味しさが逃げてしまうからである。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.14(Fri) PageTop

ペルノ  (フランス)

水を加えると、白濁色ではなく、緑色を帯びた黄色に変わるのが、ペルノ。ペルノは、19世紀末、アブサンの代名詞とも言うべき存在だったが、アブサン禁止令により製造を中止。第一次世界大戦後、新しい内容で復活した。
現在のペルノは、アニス、スターアニス、コリアンダー、ヒソップ、バーム(西洋山ハッカ)、オレガノなど15種の植物が主成分。
ペルノは、厳密な意味ではパスティスでない。EU(ヨーロッパ連合)の規則では、アニス、スターアニス、フェンネルを使い、アルコール度数40度以上のものをアニス酒とし、リコリスの他にもアニスやディルを使い、40度以上のものをパスティスとしている。更にパスティス・ド・マルセーユという表記を原産地名として認め、アルコール度数45度以上、1リットルにつきアニスを2グラム以上含んだもの、としている。従って、ペルノはアニス酒であり、リカールは産地表示パスティスなのである。
こうしたアニス系の酒に似た個性を持つが、よりソフトな味わいをしているがイタリアのサンブーカ。エルダー(和名スイカズラ)の白い花、リコリス、アニス、コリアンダー、オレンジの花などをスピリッツに浸漬後蒸留し、砂糖、水、スピリッツを加えて製品化する。フィレンツェ南部のサンブーカ村付近特産のエルダーは、すかずら科サンブークス属に分類されている。この酒はそれを使って生まれたところから、サンブーカという酒名になった。


ペルノ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [リキュールの知識] | 2012.09.14(Fri) PageTop

酒飲みには麻酔が効かないってホント?

『酒飲みに手術用の麻酔は効かない』という噂がある。しょっちゅう酔っていると、体が麻痺してしまって麻酔にかかりにくくなるというのである。
今でも、固く信じて疑わない、という方も多いだろう。
しかし、ご安心あれ。この噂、またったくのウソである。どんなに酒豪でも、麻酔が効かなくなるなんてことはない。酒飲みだから、手術ができないということはないのである。もっとも、静脈麻酔薬の場合、酒飲みの人には軽い耐性が見られ、麻酔開始時にやや多くの量を必要とする。
しかし現在の麻酔は、ほとんどが吸入麻酔薬、その作用に酒飲みであるかどうかは、全く関係ない。
昔と違って、現代は麻酔の技術も進んでいるのである。
では安心して大酒飲めるかというと、そうでもない。麻酔は効いても酒で肝臓が弱っていると、手術ではかなりのマイナスになる。
『肝心要』と言われる肝臓が弱っていると、手術で出血したり、術後も傷が治りにくい。悪くすると、肺炎などの合併症を引き起こすこともある。
耳にタコができている人もいるだろうが、やはり、お酒は程々がよろしいようです。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.13(Thu) PageTop

グレンフィディック (スペイサイドモルト)

ウィリアム・グラントが20年間勤めたモートラック蒸留所をやめ、念願の蒸留所を作ったのが1887年。フィディック川の谷にあるということで、彼は自分という名前をつけた。これが世界で一番飲まれているシングルモルトの始まりである。
グラントはもともとダフタウンの仕立屋の息子で、最初、修理工としてモートラックに勤め、後に蒸留技術と経営を学んだ。8人の子供を抱かえるグランと家の生活は決して楽なものではなかったが、コツコツと金をため、家族全員が協力して自分たちの手で蒸留所を作り上げた。
スチルやその他の設備はカードゥの中古品を当時120ポンドで買ったのものだという。
息子たち全員がウイスキー職人となり、父の仕事を助けた。家族が力を合わせるというグランと家の伝統はその後も受け継がれ、現在もグランと一族が経営にあたっている。
当初はすべてのモルトウイスキーをブレンド用に出荷していたが、1960念、同業者から『無謀な行為』と笑い者にされながらシングルモルトとして大々的に売りだした。当時、モルトが一般消費者に受け入れられるとは誰も考えなかったのである。しかし、もともと軽めで飲みやすいウイスキーだったせいもあり、グレンフィディックはたちまちシングルモルトして世界に名を馳せた。
1964年に4000ケースだった売り上げは10年後の1974年には世界で12万ケースを出荷するまでになった。シングルモルトとしてシェアは世界の約35%、免税品店でのシェアは実に45%にものぼる。
これは全ワイン、スピリッツ類を合わせた中でも断然トップで世界で飲まれているシングルモルトの三本に一本はグレンフィディックの三角形のボトルなのである。ちなみに最初にこの三角形のボトルを導入した際も同業者から笑いものにされたという。
そんな人気とは対照的に、製法はいたって伝統的で、スチルは小型のスワンネック型(ボール、ストレート、ランタンヘッドの3つのシェイプがある)、加熱は石炭とガスの直火焚きである。
マッシュタンもオープンスタイルをとり、ウォッシュ・バックはダグラスもみの木製。ただし、初留釜11基、再留釜18基、合計29基のポットスチルは数でスコットランド最大。仕込用水はロビー・デューの泉を使用している。
ここがユニークなのは蒸留所内に瓶詰め設備を持っていることで、これにより仕込から瓶詰めまで一貫生産が可能となっている。また、観光客の受け入れにも早くから力を注いできた。AVを駆使したビジターセンターはスコットランド随一である。


グレンフィディック

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.09.13(Thu) PageTop

口の中で燃え上がる世界最強の酒とは?

火のつく強い酒としてウォッカやジンを飲んで、泡を吹いて倒れる人もいるが、世の中には、それ以上に強い酒が結構出回っている。
中でも、史上最強とされるのが、フランスの『グランごじ絵96』とポーランドの『スピリタス』である。共に、アルコール度数96度。限りなくエチルアルコールに近い酒である。
グランゴジエ96は、原料にシュガーピート(砂糖大根)を使用しているため、96度といっても深い味わいがあるという。普通は水で割り、度数を40度ぐらいまで下げて飲まれている。しかし、通はストレートで飲むそうで、その場合、タバコの火を近づけてはならないというルールがあるという。
一方、スピリタスも、舐めるだけで口のかなで一気に燃え上がり、舌がしびれたような状態になるという。ジュースや炭酸飲料で割って飲むのが一般的だが、ストレートで飲んでそのまま床へぶっ倒れる人もいるとか。
日本の酒のうち、アルコール度数の高い代表格は、沖縄の『どなん花酒』。アルコール度数は60度で、琉球王朝時代。王に献上するために特別に作られたもの。
洗米、麹作り、仕込み、蒸留と全て手作りで、アルコール度数を感じさせない芳醇さとまろやかさを備えた酒である。一般的には冷やかロックで飲まれている。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.12(Wed) PageTop

豊後むぎ  (麦焼酎 大分県)

創業以来150年の間、麦焼酎のメッカ・大分で焼酎一筋の酒造りを続けてきた小野富酒造。
そんな蔵を代表する銘柄がこの『豊後むぎ』である。仕込み水には九州でも有数の名水と言われる番匠川の伏流水を使っているが、この番匠川は主に石灰石からなる地層帯を源流に、蔵のある佐伯市へと流れ込んでいる。
石灰岩質で磨かれた水は焼酎の仕込み水に絶好の水質となるのだ。
蔵では伝統的な製法に徹底してこだわっていて、新しい設備や技法をなるべく避け、精製も炭での濾過を繰り返すことで各銘柄の特徴を出している。
飲んでいると作り手の優しさに癒されるような、そういう酒である。

香りは、甘い香りが立ち、心が休まるような印象。ホットケーキ、パウンドケーキ、アーモンド、焦がしバターなどを思わせる香りがある。
味わいは、口に含むと、ふんわりとしたタッチが感じられる。甘味は少なく、潤いのあるしっとりとした味わいが続いてゆく
後口は、しっとりとした風味から展開してドライ感が出てくる。カラッと心地よく乾いた、優しい辛口のフィニッシュとなる。


豊後むぎ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [焼酎の知識] | 2012.09.12(Wed) PageTop

ネグラ・モデロ  (メキシコビール)

ウィーンに生まれたウィンナー・スタイルのビールが、遠くメキシコで花開いている。19世紀、オーストラリア皇帝として君臨した関係もあるが、これは理屈抜きにしてメキシコ料理に合うからだろう。
トマトソースの酸味やスパイスの辛さが、ウィンナーモルトの甘味とマッチする。もし、メキシコ料理屋で「ビールは何にしますか?」と尋ねられたら、迷いなく「ネグラ・モデロを」と私は答える。「ネグラ・モデロ」こそ、メキシコでNo.1のダークビールである。
グラスに注がれた濃い琥珀色の「ネグラ・モデロ」からは、焼き栗と、積み上げられた薪の香ばしくウッディーな香りを感じる。一口味わうと、その安定感とバランスに驚かされる。甘味と香しさを備えたモルトを縦糸、ノーブルな苦みと香りを備えたホップを横糸とした織物のようだ。深みがあり、つややか。目が詰まっているのに重ねたくない、上質で肌触りの良いコットン地を思わせる。

ネグラ・モデロ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.09.11(Tue) PageTop

酒飲みが肝臓を傷めやすい以外な理由とは?

昔から、酒は肝臓の大敵のように言われてきた。ところが、動物実験によると、酒と肝臓はあまり関係がないのではないかと思われている結果が出ている。
ネズミを2つの群に分け、片方の群れにはアルコールを注射し、十分な栄養を与えもう一方の群れには、アルコールは注射せず、栄養の片寄った餌を与える。
すると、アルコールを与えていないネズミの方に、肝臓障害が多く起きたという。だから、、肝臓を傷めるのは、酒と言うよりも、十分に栄養を取らないことが問題なのではないかと言われ出した。
酒を飲む人は、食生活が偏り、どうしても十分な栄養を取らなくなる。それが肝臓にとっては、アルコールよりも問題なわけである。
肝臓に入ってきた酒は、アセトアルデヒドに分解され、やがて酢酸となり、ついで水と炭酸ガスになって体の外に出ていく。この分解の時、十分な栄養、特にアミノ酸やビタミン(特にB1)を必要とする。
飲むときはこれら含む食物を取って、分解を助けてやるようにしたい。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.08(Sat) PageTop

リカール  (フランス産リキュール)

リカールのような酒は、パスティスと称されていて、パスティス51もビッグブランドになっている。
アブサンが、健康上の問題から1907年スイス、1915年フランスで禁止された後、アブサンに似た風味をもって生まれたのが、こうしたパスティス。アブサンに『似せて造る』という意味で、パスティスと呼ばれるようになった。
リカールは、1932年、23歳のポール・リカールが南仏で創製。1938年、アルコール度数45度の現行タイプのものを発売したが、1940年の第二次世界大戦時に、マルセーユで再スタートしたもの。
リカールの原料は、プロバンス産のスターアニスに、リコリス、フェンネルなど。これらをピートから作ったアルコール度数96度の中性スピリッツに浸漬して蒸留。水、砂糖、カラメルを加えて製品化する。
この酒に水を加えると、灰色っぽい白濁色になるが、これはアルコールに溶け込んでいたオイル成分が水に溶けにくく、膜を作って乱反射するからである。


リカール

Trackback [0] | Comment [0] | Category [リキュールの知識] | 2012.09.08(Sat) PageTop

ジンは利尿剤として発明された?!

ロックやカクテルのベースとして、ジンには根強い人気がある。
このジンは、17世紀、オランダで初めて造られた。最初は酒というより、一種の薬として考えだされたものであった。オランダのライデン大学のシルビスという教授が、エチルアルコールにねずの実を漬け込んだ飲み物が、利尿剤としてもよく効くことを発見したのである。
杜松の実はジュニパと呼ばれることから、この飲み物のことを始めは何故かフランス語風にジュニエーブルと呼んでいた。
この薬用酒がイギリスに伝わると、薬としてではなく、酒として大評判になり、やがてジンという英語風の名前で、ロンドンから世界中に輸出されるようになった。
普通のジンはドライジンと呼ばれるが、これは糖を添加していない辛口ジンのことである。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.06(Thu) PageTop

グレンファークラス  (スペイサイドモルト)

もともとスコットランドでは大変人気があったが、最近では欧米、さらにオーストラリア、アジアでも人気が高まってきてる。
121年ものは甘さの中にもスモーキーさがありフルボディ、深い味わいが特徴となっている。数多い銘酒の中でも伝統へのこだわりを追求した、スペイサイド入魂の酒である。
かつてサッチャー前首相も、いつも飲んでいる酒は?と聞かれて、『グレンファークラス105』と答えたことがあるという。真意は不明だが、サッチャーさんがモルト愛好家なのは事実。ちなみに夫デニス氏は大のビール党である。
10年者から12年、15年、17年、21年、25年、さらに105プルーフ、とはアルコール度数が105プルーフ、つまり60度であることを意味している。オフィシャルボトルとしてはもっとも度数が高い。
蒸留所はスペイ川中流域、クレイゲラヒとグランタウン・オン・スペイのほぼ中間に位置する。グレンファークラスとはゲール語で『緑の草原の谷間』のこと。その名のとおり広々とした草原が続き、眼下にはスペイ川の谷を望むことができる。
仕込用水は背後のベンリネス山の泉の水を引いており、これは雪解け水がヒースと花崗岩の大地を流れ下ったもので、極めて良質な軟水であるという。すべてシェリー樽で熟成させる方法はマッカランと同じで、マッカランほどにはバランスがとれていないが、スペイサイドを代表するウイスキーといっていい。
ポットスチルはボール型で合計6基。
スペイサイドでもっとも容量の大きいスチルだ。加熱方法はガスバーナーによる直火焚きを採用している。
ビジターセンターを設けたのも大変早く(1973年),これは最近改築されて立派なものに生まれ変わった。その際、内装には元英国海軍戦艦『オーストラリアの皇后』の士官室の廃材を利用したという。
グレンフィディックなどと並んで創業者一族が今でもファミリー経営を続ける数少ない蒸留所の一つで、創立は1836年。しかし本格的にウイスキー造りを始めたのは、ジョン・グラントが経営に乗り出してからであった。現会長ジョージ・グラント氏は、ジョンの曾孫に当たる。かなり早くから名声を獲得し、ブレンダーからは、いつもスペイサイド・モルトのトップ3に数えられるモルトであった。
ウイスキー造りのかたわら、麦芽のカスを飼料にしてアバディーン・アンガス牛を飼育しているのも、農家出身という一族のルーツを大切にしているからであろうか。


グレンファークラス

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.09.06(Thu) PageTop

酒屋の看板「酒林」のいわれは?

酒を作る酒造や、酒店、時には料理屋の軒に吊るしてある、杉の葉を球状にしたものを見たことがあるに違いない。
あれは普通酒球と言われているが、ほんとうの名前は酒林というのだ。
あの杉の葉の枯れ具合を見て、仕込んだ酒の熟成度を知るなどと言われているが、、本当のところは看板である。
なぜあれが酒屋さんの看板になったか?
それは、京都の梅宮神社と並んで、酒の神様とされてきた大神神社に関係がある。大神神社のご新太は、三輪山という山そのもので、その山に生えている多すぎがご神木である。そこから、杉の葉を球状にして、酒屋さんなどの看板にするようになったと言われている。
また杉の葉には防腐剤としての働きがあり、酒の樽も香りが好まれた杉の樽が一番よりとされており、酒と杉の関係は深いといえる。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.05(Wed) PageTop

黒閻魔  (麦焼酎 大分県)

寛政元年(1789年)創業、現在で12代目を数える老松酒造は、清酒と焼酎の兼業蔵。古くは粕取焼酎から始まった焼酎造りは、昭和54年に本格的に樽貯蔵などをスタート。その三年後にはシイタケを使った焼酎を商品化するなど、意欲的な酒造りを続けている。
この全黒麹仕込みの麦焼酎も、老松酒造が初めて完成させた。地元の提携している農業法人で栽培された上質の二条大麦を原料に、一次、二次仕込とも黒麹だけを使用。また、蒸留方法も常圧と減圧を組み合わせて、より完成度の高い味わいに仕上げている。
深みのある麦の香味とクリーンさが一体となった風味を十分に満喫してほしい。

香りは、ミントを思わせる涼しさ。基やメイプルシロップ、ゆでたパスタの湯気のような香りもある。個性的だが、多くの人が心地よいと感じるような印象。
味わいは、丸く、柔らかく、包み込まれるような感触。25度の焼酎とは思えないトロミの中から、おいしい麦御飯のような香りが出てくる。
後口は、含み香として感じられる麦の香ばしさが次第に涼しげになり、再びミントのような香りに。ドライだが苦みはなく、余韻も素晴らしい。


黒閻魔

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酒を飲んだ後は、なぜラーメンが食べたくなる?

『食べたい時が、おいしい時』とは、よく言ったもの。そのひとつに、酒を飲んだ後のラーメンがある。なぜか酒を飲むと、ラーメンが食べたくなり、そのラーメンが普段に増して美味しく感じるのだ。
日頃から不思議だと疑問に思っている人も多いだろうが、それにはちゃんとした理由があるという。
ラーメンのスープは、鶏がらや豚骨で出汁をとっている。鶏がらからはグルタミン酸、豚骨からはイノシン酸がよく出るが、それらのさんにはアルコールを中和する働きがあるのだ。
つまり、体内に大量のアルコールが入ると、それを中和させるために、『ねぇ、ラーメン食べようよ』と体が要求し始めるのである。特に、イノシン酸はその働きが強いので、飲んだ後には、とんこつラーメンがひときわ美味しく感じるというわけだ。しかし、飲酒後にヘビーなものを食べると、胃腸に負担がかかる。メタボの原因にもなるのでおすすめできない。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.09.04(Tue) PageTop


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