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飲むほどに美しくなる酒がある?

世界一の美女とされているクレオパトラだが、その美しさを保つためには、人知れず努力を重ねていたようである。
現在でも、『クレオパトラ直伝』?!と称する牛乳風呂、どろんこパックなどが伝えられ、女性になかなかの人気のようである。
だが、正真正銘の事実として、美しさを保つにはビールがかなり有効で、クレオパトラも愛用していたようである。
ローマ時代の高名な博物学者プリニウスの『博物誌』によれば、エジプトの女性はビールを顔の手入れに使っていたといい、ビールの泡は美顔料として効果が認められる、とある。きっとクレオパトラも朝夕ビールで顔を洗い、顔の艶を若々しく保っていたのであろう。
クレをパトラだけでなく、この他にもビールと女性の美しさとを関連付ける話は世界中に数多く残されている。そして、これはどうやら科学的にも正しいようだ。ビールに欠かせないホップの中には植物性ホルモンがあり、これが女性には非常に効果的ということがわかっている。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.11.30(Fri) PageTop

ティフィン・ティー・リキュール  (ドイツ産リキュール)

ティフィン・ティーリキュールは、ドイツのミュンヘン市のアントン・リーマーシュミット社の製品。
当主のハインリッヒ・リーマーシュミットが大の紅茶好きで、何かと紅茶のリキュールを作れないものかと20年にわたって試みた末に、発売するに至ったもの。
原料茶葉には、『紅茶のシャンパン』と言われているインドのヒマラヤ高地産のダージリン種を使っている。
これを中性スピリッツに浸漬後蒸留して、リキュール化している。茶の成分の中には苦みを呈するものが含まれているが、リキュールはそれを抑えてある。また、紅茶を煎じる際に、温度変化によりクリーム・ダウンといって色が濁ることがあるが、このリキュールではそれが起こらないので、安心してカクテルに使うことができる。

ティフィン

Trackback [0] | Comment [0] | Category [リキュールの知識] | 2012.11.30(Fri) PageTop

織田信長が愛飲した酒『珍太』とは?

日本を訪れたポルトガル人が、織田信長に献じた品物の中に『珍太』と呼ばれるものがあった。『珍太」とは一体何?と、見当もつかないだろうが、実はポルトガル語の『ティント』を漢字表記したものである。
そして、『ティント』は赤という意味。つまり、「珍太」とは赤ワインのことだったのである。
天文十八(1549)年、宣教師のフランシスコ・ザビエルがキリスト教を伝えたのも、ポルトガルの宣教師や貿易商人達しが日本を訪れるようになった。
彼らの一人が信長を訪問、献上品を渡したのだが、当時、ポルトガルから日本までは船で半年以上かかっていた。
そのあたりを考えると、彼らが運んできたのはかなり濃いめのワインで、さらにブランデーなどを混ぜたものでなければ、品質が持たなかっただろうと思われる。
つまり、
『珍太は、ブランデーを加えて作るポートワインの前身となる赤ワインだったのではないかと考えられている。
また、そのときのワインが、日本史に初めて記録されたワインでもある。それまで、中国への留学生らが、ブドウを持ち帰ったという記録はあっても、ぶどう酒を作ったり、飲んだりしたという文献は、まだ発見されていない。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2012.11.29(Thu) PageTop

古酒 琉球王朝  (宮古島産 泡盛)

蔵は昭和23年、豊かな地下水が湧く宮古島の城辺町砂川で多良川酒造所として創業。
平成4年に株式会社に改組して現蔵名となった。平成2年には業界初の缶入り泡盛を、また、平成4年にはクラシック音楽を流しながら熟成した『ももこ』を発表するなど、ユニークな泡盛を醸すことでも知られる。
レギュラー商品は蔵名を冠した『多良川』で、約一年間熟成させて出荷される。その上位製品ともいえるのが、5年以上の長期熟成を経た『琉球王朝』である。古酒で味わうのは泡盛の伝統のひとつでもあり、深みのある味となめらかな飲み心地が楽しめる。いろんな要素が綺麗にまとまった香りも秀逸である。

香りは、黒麹の香りがまず感じられ、そこから杉、松、竹、炊きたての玄米のような香りをすっきりまとめたような印象がある。
味わいは、キメ細やかな味わいで、ツヤがあり、糸をひくように伸びやかにたなびいてゆく。口の中があたたまる感覚はあるが、刺激を感じる要素はない。
後口は、口の中が、温かい状態から次第にクールダウンし、涼し気な後口となる。サラリとしたスムーズサがあり、冷涼感のあるフィニッシュを迎える。


琉球王朝

Trackback [0] | Comment [0] | Category [焼酎の知識] | 2012.11.29(Thu) PageTop

大石内蔵助が喜んだ酒の肴はこれ!

京都は山科で遊興三昧した遊び人とも言われる大石内蔵助。赤穂義士の首領として知られるが、実際の彼は、我々が抱くイメージとは裏腹に、痩せた小男だったという。しかも、風貌は梅干しのよう。豪快な色男からは程遠いというのが実像である。
実生活でも、物語とは違って質素に暮らしていたようだ。
彼がいかに質素な暮らしをしていたかを物語るものとして、彼が日常的に酒の肴にしていた一品がある。
その一品とは、柚子味噌。柚子をきざんで味噌と合わせたもに柿の果肉を加えて作られる一品である。柚子の香りとほんのりした甘みが漂い、彼はそれを舐めては、酒を飲んでいたらしい。豪華な料理をパクつきながら、大ジョッキのビールを飲み干すのもいいが、時には内蔵助のようにしみじみ味わいのが乙なものだろう。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [酒の肴の知識] | 2012.11.28(Wed) PageTop

エーデルワイス ザ・スノーフレッシュ・ホワイト  (オーストリア・ウイーン産ビール)

美しいボトルデザイン・・・・アルプスの山並みが浮き彫りにされている。それはグラスにもスリガラスで描かれ、ビールを注ぐと山頂の白い雪が一段と映える。
ラベルのシルバーとコバルトブルーのコントラストも鮮やかで涼しげ。ボトルネックのシールに描かれるとともに、ボトルの底部に浮彫りされているエーデルワイスは、オーストリアの国花。アルプスを象徴する花である。
ザルツブルグ近郊になるアルプスの牧歌的な村、カルテンハウゼンの醸造所で生まれた『ザ・スノーフレッシュ・ホワイト』は、ヴァイスビールにアルペンハーブを加えた香り高いビール。霞のかかったゴールドカラーにマシュマロのような泡が豊かに立つ。香りからはレモンやオレンジ、花束、蜂蜜、ミント、エキゾチックなスパイスなどさまざまな気キャラクターが表れていて心地いい。
そして、そのどれもの爽やかで清々しいのだ。エーデルワイスの清楚で美しい花のイメージ通りであろう。
なお苦みは殆ど感じず、清涼感あふれる酸味が印象的である。


エーデルワイス ザ・スノーフレッシュ・ホワイト

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.11.28(Wed) PageTop

グレンモーレンジ  (ハイランドモルト)

本場スコットランドで一番飲まれているシングルモルト、それがグレンモーレンジである。
軽く華やかでデリケートな香りは非常に魅力的で、スコットランド人が一番愛飲しているということも納得できる。現在ではすべてをシングルモルトとして出荷していて、ブレンド用には一滴も供給していない。
北部ロス州ドーノック湾の南岸、タインの町外れにあるグレンモーレンジとは、ゲール語で『大いなる静寂の谷間』の意味。『タインの26人の男たち』(グレンモーレンジを造る16人の職人たちのこと)という宣伝コピーですっかり有名になったタインは、スコットランドでもっとも古い町のひとつ。9世紀にはすでに司教座がおかれていたという。
バルブレア蒸留所の共同経営者だったウイリアム・マセソンが、1738年に出来たビール工場を改造して創業したのは1843年。彼は資金が十分になかったため蒸留所の規模も小さく、ポットスチルも当初は中古のものが2基しかなかった。しかもそのスチルは首が異様にに長い煙突のような奇妙な形をしていた。ところがそれが思わぬ結果を生み、グレンモーレンジの素晴らしい個性を造ることになった。
以来、グレンモーレンジでは独特のスチルをたいそう自慢にし、スチルを新調するときもオリジナルをコピーして作っている。
スチルの背丈は、スコットランドの全蒸留所の中でもっとも高く、5・13メートルもある。
シングルモルトを売りだhしたのは1920年台だが、1930年代までにはイングランド、ヨーロッパ、アメリカ大陸など、ロス州出身の人間のいるところではどこでも売られいる、と言われたくらい世界中で愛飲されていた。
高級ホテルのバーにも進出し、サボイ・ホテルのバーに置かれているのも自慢のひとつ。1918年に、資本の大規模な投入の必要性から、リースのブレンド会社マクドナルド・ミュアー社の傘下に入り今日に至っている。
ポットスチルは需要の拡大によって1980年に2基から4基、さらに10年後に8基に増設された。仕込みにはターロギー湖近くにある泉の水を使うが、ミネラル分を多く含み硬水であるという。良いモルトウイスキーは軟水でなければ作れないという常識を覆した。更に、すべてのモルトをバーボン樽で熟成させている。
それもアメリカのミズーリ州のオークを原木で買い付け一度ケンタッキー・バーボンを詰めた樽のみを使用している。こだわりを徹底的に追求したモルトウイスキーである。

グレンモーレンジ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.11.27(Tue) PageTop

『ソース』は一体何でできているの?

明治時代の半ば頃から、日本人の食生活は西洋化が進み始め、洋酒や、ビールをたしなむようになったり、酒の肴もそれに見合った洋食が好まれるようになってきた。
ところで、洋食といえばソースがつきものである。今では、醤油とともにソースは常備品となっているが、醤油の正体が大豆であることはわかっていても、ソースの正体を知る人は少ないのではなかろうか。
現在、普通の家庭にあるソースの原型は、『ウスターソース』で、これはイギリスのウースターシャーという土地で生まれたことから、この名がつけられている。今では、それを基本にした品質規格によって、さらさらのウスターソース、中間の中濃ソース、とんかつに使用されるの濃厚ソースの3種に分けて取り扱われている。
もともと、ソースの主原料は甘味用の玉ねぎ、酸味のトマトとリンゴ、苦みを出すセロリ、旨みの人参、にんにくなどの野菜である。これらを絞ってコショウ、唐辛子、しょうがなどの香辛料と砂糖、塩、酢を加え、カルメラで着色して約一ヶ月間熟成させるとウスターソースが出来上がる。
中濃や濃厚のソースは野菜をミキサーに欠ける段階で粘度をどうするかで違ってくる。
味は、酸味が強くスパイスの効いた辛口がウスターソースで、濃厚な甘みを特徴として、酸味の弱いのが濃厚ソース、中濃ソースはその中間の味といえばいいだろう。
ソースの合う酒の肴に串カツがある。大阪の居酒屋では『二度漬け禁止』などと書かれたソース壺がおかれている。また、昭和の匂いがする老舗の居酒屋などの人気メニューに『ハムカツ』がある。チーズなどを挟んで揚げたタイプのあるが、あまり高級感を出さないほうが、どこか美味しく感じるか不思議である。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [酒の肴の知識] | 2012.11.25(Sun) PageTop

ヘルメス グリーンティーリキュール  (サントリー 日本産リキュール)

英語式表記では、Green Tea Liqueur、フランス語式表記では、Creme de The Vert/クレーム・ド・テ・ヴェールとなる。theが茶、veatが緑の意味である。
東京のある高級料亭では、外国の要人を接待する会食の際、席に案内する前の小座敷で、氷を浮かべたこの酒を『おうす』代わりに出して好評を博しているという。
ヘルメス・グリーンティー・リキュールは1960年に発売された、緑茶の生産地の中でも最上格に置かれている宇治の良質の玉露を選び、中性スピリッツに浸漬する。その際、石臼でゆっくり挽いた抹茶も添加する。そして、ろ過したあと、ブランデーとシロップを加えて製品にする。
緑茶特有のほろ苦いコクが、ブランデーの香味とよく調和して、味に奥行きを与えているし、しっとりとした甘味がアルコールの刺激をやわらげている。また、バニラを連想させる植物性の甘やかな芳香が、緑茶の香りと穏やかなハーモニーを奏でている

ヘルメスグリーンティーリキュール

Trackback [0] | Comment [0] | Category [リキュールの知識] | 2012.11.25(Sun) PageTop

ワインは心臓病を防ぐってホント?

『フランス人に心筋梗塞が少ない』ことは、医学界において長年に渡る謎とされてきた。
ご存知のように、フランス料理には、脂ぎったフォアグラや生クリーム、バターといった脂肪分の多い食材がたっぷり使われる。それなのに、同じように脂肪分の多い食事をしているイギリス人には心筋梗塞が多いというのに、フランス人にはなぜか昔から心筋梗塞が少なかったのだ。
そこで注目されたのが、フランス人がよく飲む赤ワインである。研究が重ねられた結果、赤ワインに多く含まれるポリフェノールには、動脈硬化を防ぎ、心筋梗塞を起こしにくくする作用があることがわかってきた。『ワインは心臓病をふせぐ』という説の根拠は、ここにある。
この説が発表されるや、アメリカではたちまちワインの売上が44%も伸び、日本でもワインブームが起こった。
フランス国立保健医学研究所の10年以上に及ぶ追跡調査結果で『ワインを一日に2~4杯飲む人は、それ以下、あるいはそれ以上飲む人と比べ、あらゆる病気による死亡率が30~40%も低い』という結果が発表された直後には、在庫切れの状態が続くことになった。
しかし、何事も程々にということを忘れてはならない。確かにワインには、血液を綺麗にして動脈の通りを良くするという働きがあるが、だからといって浴びるように飲むと、それこそフォアグラのように肝臓が肥大する危険性がある。赤ワインとはいえ、やはりアルコールは程々にしましょう。

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直火請福  (沖縄産 泡盛)

請福酒造は昭和24年の創業以来、石垣島で親しまれている泡盛蔵。
特に蒸留方法にこだわりをもち、常圧蒸留と減圧蒸留、さらに常圧蒸留でもボイラーを使わず直接釜に火を当てる伝統的な直火釜蒸留という3つの方法を使い分ける。
この『直火請福』はその名のとおり直火釜蒸留で造られた泡盛で、二代目杜氏が長年の経験を生かし、一滴一滴生み出される酒の最高の瞬間をボトルに詰めたもの。雑味のないクリアな香りと軽快ながらとろみのある味わいは、こうした手間を惜しまないこだわりから生まれたといえる。また、硬水で割ると、『島の水』で仕込まれた泡盛が本来の味を引き出されるのも興味深い。

香りは、綺麗に澄んだ香りで、米を思わせる要素は感じられない。甘くはないが、メロンなどのようなフルーティーな香りである。
味わいは、口に含むとなめらかなトロミを感じるが、それていて軽さもある心地良い味わい。香味がじっくりと口の中に広がっていゆく。
後口は、ゆっくりと口中に満ちた味が消えていったかと思うと、最後に米の旨味と甘味が蘇ってくる。苦みはなくスムーズな後口である。


直火請福

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富士桜高原麦酒 さくらボック  (日本 山梨県ビール)

藤を望む標高1000m のガーデンレストレン『シルバンズ』内の醸造所で作られる『富士桜高原麦酒』。醸造責任h差の宮下天通氏は、100年以上の歴史を持つドイツのデーメンス醸造専門学校で学んだ技術と職人気質を厳格に守り、本格的で質の高いドイツビールを作り続けている。コンテストでの受賞歴も多く、定番の『ピルズ』『ヴァイツェン』『ラオホ』はもちろん、ここで取り上げる春先の季節限定ビール『さくらボック』もその一つである。
濃厚な麦芽感とアルコール度数の高いボック。そのさらに強いバージョンであるドッペルボック(ダブルボック)に属する『さくらボック』は、しっかりとした甘みと優しい苦み、アルコールの温かさが楽しめるビールである。
黒に近いダークブラウン、キメが細かくいつまでも消えない泡・・・。心奪われる美しさである。私にとって、この『さくらボック』を飲みながらチョコブラウニーを食べるのが至福のとき。固く焼きあがった隅の部分なら尚更ごきげんである。


さくらボック

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酒はヌルメの方がいい理由

八代亜紀さんが歌う『舟歌』は、なかなか、正しいことを言っているようである。
酒(日本酒)は温めが良いそうである。ちなみに、魚もあぶったイカなんかは、なかなか体に良い合理的な食べ物のようである。
ヌルメの酒がいい、と言っているのは、江戸時代の学者、貝原益軒(カイバラ エキケン)。健康・長寿について記した有名な著書『養生訓』の中で、益軒は、酒は冷たいのも良くないし、熱すぎるのも良くない、と言っているのである。
冷たい酒は痰を集めて胃を損なう、だから酒は『ヌルい酒が良い』とはっきり言っている。この『ヌルい』というのは、ごく少しお燗をしたくらいの温かさを言うようである。

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グレンモール  (ハイランドモルト)

ウイスキー評論家マイケル・ジャクソンによると、このグレンモールは、『スイートで木の実のよう、フルーツケーキかアップルパイとともに、午後の紅茶のひとときに飲むウイスキー』という。チョコレートではなくケーキやパイをツマミに飲むウイスキーというのは風変わりで、ちょっと想像がつきにくい気がする。
味は極めてスイートで、軽く飲みやすい。サッカリンなどで作った安いフルーツケーキを連想させ、モルト通には物足りないが、初めて飲む若い女性にはウケるかもしれない。モルトウイスキーの味の幅を知るためにトライしても面白い。ブレンデッド・スコッチ、マッキンレーズのかつての原酒モルトでもある。
グレンモールとはゲール語で、『偉大な谷』の意。モールは、ボウモアのモアと同様「大きい、大いなる』の意味がある。古くは『ヴァー』と発音していたので、地元の人の中には今ででもグレンヴァーと発音する人もいるようだ。
蒸留所は、インヴァネスの市街地の西の外れ、グレイトノースロードに立っていた。創業は1892年。もともとグレンアルビン蒸留所のマネージャーだったジョンバーニーが、リースのブレンダー、チャールズ・マッキンレー社のジェームス・マッキンレーとパートナーシップを組み、アルビン蒸留所に隣接する土地を買って建てたもの。バーニーは一時期、アルビン蒸留所の筆頭株主になろうと努力したが失敗、そのためマッキンレー社と組み自分の蒸留所を建設した。設計は当時随一と言われたチャールズ・ドイグである。
グレンモールの最初の一滴は創業から二年後の1894年12月8日に流れ出た。1920年には隣のグレンアルビン蒸留所を買収、2つは姉妹蒸留所となっている。当時、同社の株式の40%はジョン・ウォーカー&サンズ社が保有してた。
その関係で1972年にDCL社が買収。しかし、1983年位閉鎖、1988年には完全に取り壊され、現在はグレン・アルビン蒸留所同様スーパーマーケットになってしまった。
ポットスチルは2基で、仕込み用水はネス湖の水を利用していた。かつてはこの水を利用した水力タービンが蒸留所の動力源であったという。
機械によるサラディン式モルディングを採用した最初の蒸留所でもあった。


グレンモール

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ニセモノとは気づかない魚のニセモノとは?

いわゆる『カニかまぼこ』と呼ばれる商品は、カニのコピー商品であって、本物のカニではない。でも、これはこれでサラダやチャーハン、スープなどの重宝し、値段も安いとあって、広く使われている。
商品として、もっとも成功した『ニセモノ』といえるかもしれない。
ところで、酒の肴としてはぴったりだが、我々がニセモノとは気づかずに市場に出回っている魚がある。その代表的なものはシシャモである。
現在、日本の家庭の食卓に登るシシャモの大半は、カナダや北欧から輸入されたケープ凛と呼ばれる魚なのである。別名カラフトシシャモとも呼ばれ、日本のシシャモがせいぜい体長10センチ程度なのに比べ、こちらは15~20センチと大きい。道理で、最近のシシャモは大きいはずである。
一次、回転寿司の魚の中に代用魚が使われているものがあると大々的に報じた週刊誌があった。スーパーマーケットなどでも、メロという深海魚が、むつの仲間であるかのような『銀ムツ』と表示されて売られることがあったが、このような魚を代用魚という。
しかし、2003年に法律が改正され、本来の名称で売らなければならないことになった。多くの代用魚たちは『本名』を知られるようになったのである。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [酒の肴の知識] | 2012.11.18(Sun) PageTop

ボルス パルフェ・タムール  (オランダ産リキュール)

このタイプの酒の誕生の地は、フランスのロレーヌ地方。1760年、ソルミニという酒商が、ニオイスミレの香りを溶かしこんだ酒を作り、パルフェタムール(完全な愛)と名づけ、媚薬的効果おPRしながら売り広めた。
当時は、飲む側にもそれを喜んで受け入れる風潮があった。はじめは、色も、紫、赤、基とさまざまだったが、結局セクシーな色合いの紫色のパルフェタムールだけが残るようになった。
19世紀に入ると、知的階級の間で媚薬的オーラを振りまく酒名が嫌われるようになり、あたらにニオイスミレの色と香りを強調したクレーム・ド・バイオレットが生まれた。
1890年代には、アメリカのフィラデルフィアのジャカン社が、イタリアのパルマ産のニオイスミレを使って、紫色のクレーム・イヴェットというリキュールを発売した。イヴェットは、ロートレックの絵のモデルにもなったパリのキャバレー女優イヴェット・ジルベールの名を付けたもの。たちまち、アメリカ女性の人気酒となった。そして、これを使って生まれた人気カクテルが『ブルームーン』である。
こうして見てくると、パルフェタムール≒クレーム・ド・バイオレット≒クレーム・ド・イヴェットと結論づけてもいいわけである。
これらの酒は、『スミレの花の色と香りをうつしとった酒』と説明されることが多いが、スミレの花には白もある。だいいち、日本のすみれは50種あるし、世界中ではその数300種に及ぶという。
リキュールに使われるのは、その内、西洋産の無茎種で、園芸用に使われているニオイスミレ(スイートバイオレット)である。その花弁抽出液に、オレンジ、レモンなどの柑橘系果皮、コリアンダー、ビター・アーモンド、バニラ、クローヴ、シナモンなどを配合し、中性スピリッツ、水、シロップ、着色料を添加して、ラヴェンダー・ブルーの魅力的な色彩で製品化する。
現在発売されているこの種のリキュールを見ると、パルフェタムールと称しているものは、各種香味がまろやかに溶け込んでいるのに対し、クレーム・ド・バイオレットと称しているものは、ニオイスミレの香りが支配的で、ハーブ酒として性格が強い傾向にある。


パルフェタムール

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なぜ昼間飲むと、夜より周りが早いのか?

昼間、お酒を飲むと、何故か酔いの回りが早くなる。球場で野球を見ながらビールを飲んでも、ナイター観戦より、デーゲームのほうが早く酔っ払ってしまう。
お酒のアルコール度数に変わりはなくても、それを飲む人間の体の状態は、昼と夜で大きく違うからだ。
まず、昼間は、夜に比べて体温が幾分高めで、血液の循環が早くなっている。だから、同じ量のアルコールを飲んでも、循環が早いぶん、酔いも早くなる。
また、一般的な社会通念として、『外が明るいうちから、酒を飲んではいけない』という考え方がある。そのため、昼間からお酒を飲むと、日常と違う行動をとっているという気持ちから軽い興奮状態になりやすい。興奮状態になれば血管が開き、血液の循環が早くなる。つまり、そういう精神状態が、アルコールを早く回らせる原因になるのである。
昼間から飲めば、より少量のお酒で気持ちよく酔えるというなら、これは飲兵衛にとっては経済的で嬉しいことに違いない。

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宮の華 完熟古酒  (泡盛 沖縄産)

昭和20年代前半、沖縄で多くの泡盛蔵が誕生した。宮古島の泡盛蔵、宮の華が創業したのも昭和22年と、その時期である。
蔵名を冠した銘柄シリーズが主軸商品だが、名前の由来は『宮古島に咲く美しい花のような酒』。
本銘柄も、まさに美しい花と同じように飲む人を引きつけてやまない香味を持つ。伝統的な南蛮甕で10年間じっくり熟成されており、優しい香り、緻密ながらフワフワとした味わい、そして潤いのある後口と、酒が持つ『優しさ』の要素が全て集まったような印象がある。
ストレートはもちろん、ロックやお湯割り、水割りと飲み方を問わない完成度の高さもこの酒の持ち味である。

香りは、甘さと丸さを感じさせる香りが漂う。穏やかに広がる香りが飲む人を包み込むような、心地良い優しさを抱かせる。
味わいは、緻密、濃密でトロミのある味わい。フワフワとして優しく、作り手の誠意のようなものが伝わってきて、人を引きつける。
後口は、辛口ではあるものの、決して乾いてはおらず、潤い感のある後口である。米の風味はあまり感じられない。気になる苦みも出ない。


宮の華

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中華料理のクラゲってどんなクラゲ?

中華料理の前菜として欠かせないクラゲ。紹興酒を一杯やりながら、この中華のオードブルを味わうのもまた格別である。
このクラゲ、そのものの味はないといったほうがいいかもしれないが、コリコリとした歯ごたえがなんともたまらなくいい。
ところで、私達が知っている生きているクラゲは、夏のお盆を過ぎた海にプカプカ浮かんでいる、無色透明な憎たらしいやつである。
刺されるとチクチクと痛み、刺された部分が赤く腫れ上がることもある。
しかし、中華料理に使われているのはそれとは違って、傘の大きさが35センチという東南アジア産のものがほとんどである。
それらが波に乗ってふわふわ漂っているところを固定式の刺し網で救い、マレーシアあたりの工場で加工されたものが日本に輸入されている。
ところで、クラゲは98%が水分。だから、わずか2%を食用にするため、大量のクラゲが捕獲されることになる。
また、クラゲは漢方薬の材料にもなり、血圧を下げる効果があるといわれる。

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エク28  (ドイツ バイエルン州)

『エク28』の『28』とは、初めて醸造された1954年当時の麦汁糖度を示す。
『プラート』という比重値で、数字が高いほど麦芽がたっぷり使われた濃厚で甘みのある麦汁である。そして、酵母の餌となる糖が多ければ、アルコール度数の高いビールに仕上がる。国産の一般的ビールは10~12プラート。現在『エク28』は30プラートで造られており、アルコール度数は11~12%だ。
ローズンピンクがかった琥珀色は夕焼けの茜色や薪ストーブの熾火のように美しい。眺めていると時を忘れてしまう。
香りからは焼きたてのパン屋カラメル、砂糖菓子、完熟した果実などが感じられ、口に含むとリッチで濃厚な甘みにうっとり。ドライフルーツや砂糖漬されたオレンジピール、メレンゲがし、マシュマロなどのフレーバーが広がる。飲み口はフルボディー。アルコールの温かい刺激が喉から胃へゆっくり降りていくさまを実感できる。
デザート酒や寝酒に最適。干し柿、モナカなどの甘味とも抜群の相性である。


エク28

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ビールにピッタリ、おいしい枝豆の見分け方

夏のビールに欠かせない枝豆は大豆を未熟なうちにさやごと収穫したものだ。と言っても、生長した枝豆が我々が見している大豆になるかというと、そうではなく、大きさや味は違ったものになってしまう。
一口に大豆といってもいろいろで、豆腐用、納豆用、煮豆用など、用途によて種類の違う大豆があるのだ。ただ、『畑の肉』と言われるくらい、栄養価の高い食品である点では共通している。枝豆にはビタミンB1とCが豊富に含まれているうえに、アルコールの酸化を促し、肝臓の負担を和らげる役目を果たす。だから、枝豆は酒のツマミには、最適の一品なのである。
スーパーなどには、鞘の部分だけがパックにされたものが並んでいるので、さやを外す手間が省けて便利な上、ゴミの減量化にもなる。しかし、おいしい枝豆はさやを覆った産毛が決め手。パックされていたのでは、産毛の具合をサワて確かめることができないため、味にこだわるなら、面倒でも、家庭のゴミが増えても、枝についたままのものを選んだほうがいいだろう。
産毛の部分を触ってみて、チクチクしていたら合格。しなっとしているようだったら、美味しいとはいえない。
そして、重要なのは茹で加減である。沸騰している湯にちょっと塩を入れ、サッと茹で上げるのがコツである。
茹で過ぎてしまうと、歯ごたえが悪くなる上、風味もなくなってしまうので、湯で加減にはくれぐれもご注意の程を。

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グレンロッシー  (スペイサイドモルト)

白檀のようなすがすがしい香りがあり、フレッシュでドライ。通好みの一本、あるいはアウトドア派のモルトウイスキーといえるかもしれない。
グレンロッシーは、ブレンデッド・スコッチ、ヘイグとディンブルの重要な原酒モルトであり、もともとブレンダーの間では評価が高かった。そのためにシングルモルトとして市販される量は極端に少なく、極めて入手困難なモルトであったが、最近、UD社の花と動物シリーズのボトルが新しく出回るようになった。
ラベルにはロッシー峡谷に生息する野鳥が描かれており、このモルトをスキャットルに忍ばせ、バードウォッチングをするのも一興ではある。実際、仕込用水の水源であるマノックヒルをはじめ、あたりの森は野鳥の宝庫で、クマゲラやキツツキなどの生息地と言われている。
蒸留所は、エルギンの南約6キロ、ロッシー川の谷にある。意味は、ゲール語で『ロッシー峡谷』。
創業は1876年で、創業者のジョン・ダフはパブのオーナー。グレンロッシーを立てる前はハントリーの近くにあるグレンドロナック蒸留所のマネージャーを数年務めていたことがある。ダフには地元マレイ州の財務担当官と、同じくエルギンの不動産鑑定士の二人のパートナーがいたが、1919年にはSND社(DCL社の子会社)によって買収、以来同社の傘下にあったヘイグ社によって創業が続けられている。1960年代に大改造築工事が行われ、1971年には敷地内に第二の蒸留所が建てられた。
これがマノックモア蒸留所で、グレンロッシーとマノックモアはジョン・ヘイグ社のもとで、セットの蒸留所として運営されることになった。現在はUD社の系列となっている。
ポットスチルは初留、再留釜合わせて6基。ここがユニークなのは、3基の再留釜のラインアーム(スチルとコンデンサーを結ぶパイプ)に精留器が取り付けられていることで、これによってアルコール純度が高く軽めのスピリッツを生産することができるという。
仕込み用水は蒸留所の南にあるマノックヒルを水源とするバードン川の水を利用している。


グレンロッシー

Trackback [0] | Comment [0] | Category [モルトウイスキーの知識] | 2012.11.13(Tue) PageTop

世界の珍味キャビアをめぐるセレブの話

キャビアは世界的に知られる珍味。
そもそも、キャビアの語源は『歓喜』という意味のトルコ語にある。なるほど、初めてそれを口にした人は、『世の中にこんなうまいものがあったのか』と、喜んだのだろう。
その後もキャビアは、多くの人々をとりこにし、かつてフランスのドゴール大統領は、キャビアの中でも小さな粒のセブリューガを好んで食べたとか、ピカソはキャビアの旨さに感激して、その代金を自分のサイン入れたスケッチに包んで送ったとか、キャビアをめぐる逸話はつきない。
また、ギリシャの船舶王オナシスの夫人ジャクリーン・オナシスは『キャビアがなければ暮らしていけない』とのたまい、それに応えて夫のオナシスは、自分の会社の航空機をキャビアを買いに行くためだけに、パリまで飛ばしたそうな。
その一方、キャビアを口にした途端、『なんじゃこりゃ!』と吐き出した人もいる。
フランス王類15世がその人で、彼はまだ少年の頃、ロシア帝国皇帝ピョートルの使いが、大帝から『海からの贅沢な贈り物』として預かってきたキャビアを『ご試食あれ』と差し出され、一口くちにした途端、ルイ15世は吐き出してしまったのである。
『魚のジャムのようだ』といって、彼は顔をしかめたというが、世界の珍味を味わうには、まだ幼すぎたのでしょう

Trackback [0] | Comment [0] | Category [酒の肴の知識] | 2012.11.12(Mon) PageTop

アメール・ピコン と スーズ  

アメール・ピコンはフランス陸軍軍人としてアルジェリアに派遣されたガエタン・ピコンがアフリカ現地で使われている薬草に目をつけ、除隊後の1837年に発売した苦味酒。オレンジ果皮、ゲンチアナ(人参に似た植物)、キナ、砂糖、スピリッツなどで造られている。
スーズは1889年、フランス人フェルナン・ムローが、友人のアンリ・ポルトと協力してゲンチアナのリキュールを開発。パリ郊外の蒸留所を買い取って発売したのが起こり、スーズという酒名は、ムローの義妹シュザンヌの愛称にちなむ。現在は、ジュラ地方、オーヴェルニュ地方、ノルマンディ地方のゲンチアナをパリ近郊クイレティーユの工場に集荷、洗浄後細やかなチップに砕いて、数ヶ月に渡り中性スピリッツに浸漬する。前回浸漬したゲンチアナはスピリッツとともに蒸留し、その液を加える。あと、バニラ、オレンジ、他に3種の薬草を加えて熟成し、砂糖、水を加えて製品化される。
スーズは、ピカソが愛飲したしたことで有名になったが、第二次大戦後、一次業績が低迷。1965年、ペルノ社が再建して復調した。日本では、最近『黄色いカンパリ』として愛飲する人が増えている。

アメール・ピコンスーズ

Trackback [0] | Comment [0] | Category [リキュールの知識] | 2012.11.12(Mon) PageTop

天ぷらをより美味しく食べるコツ

アツアツの天ぷらを酒の肴に一杯。これはイケる、と入っても、家庭で揚げる天ぷらは、食べる段になると、もはやアツアツの状態ではなく、それでは絶好の酒の肴とはいえない。
せいぜい、御飯のおかず止まりだ。
天ぷらを良い美味しく食べるには、揚げたてを瞬時に食べることが一番のコツ。家庭で天ぷらをあげる日は台所にたって、揚がったものを端から食べていくのがいいかもしれない。
また、上げる順序としては、前半に淡い味のものを揚げ、まだ口の中がさっぱりしているうちに、キスなど、白身魚を食べるといい。そして後半は穴子や貝柱などの味の濃いものを、それらで仕上げれば、天ぷらを食べた!という満足感を味わえる。
天ぷらは、普通、みりん、醤油、だし汁を混ぜ、サッと煮立てた天つゆにつけて食べることが多いだろう。薬味には大根おろしと生姜を添えるのが定番である。
この天つゆの他に、レモン汁と塩、あるいは挽き茶と塩でいただくというのも、お酒にぴったりである。
ところで、野菜から魚、肉など、なんでも衣をつけてあげれば美味しく食べるということができる天ぷら。もともとはポルトガル料理に由来しているという説があり、ラテン語で『断食』を意味する「tempara」が語源だと言われている。
また、寺=templeで食べる料理だから、天ぷらと名付けられたという説もある。
いずれにせよ、日本に天ぷらという旨い料理があるのは、戦国時代に渡来した南蛮人のおかげなんでしょうか?

Trackback [0] | Comment [0] | Category [酒の肴の知識] | 2012.11.11(Sun) PageTop

神の河  (麦焼酎 鹿児島産)

芋焼酎のスタンダード『さつま白波』で知られる薩摩酒造の麦焼酎。薩摩酒造は昭和11年にさつま合同酒精として創業した業界最大手のメーカーで、創業以来、南薩摩の風土に根ざした芋焼酎にこだわり、地元産の良質な芋を原料に醸造を続けている。
現在では鹿児島県の南薩摩に3箇所の蒸留所を持つ他、平成4年には伝統的な焼酎の製法を無料で一般公開している文化施設『明治蔵』を設立。昔ながらの芋焼酎づくりを一般公開し、ここでしか買えない限定品の『明治蔵手造り焼酎』も好評を得ている。
神の河は麦焼酎だが、原料へのこだわりは変わらず厳選した良質の麦だけを100パーセント使用。完成した原酒を樫樽でじっくり長期熟成させて、まろやかな味に仕上げている。
実際に味わってみたところでは、特に美味しく飲めるのが水割りとペリエ割、ウーロン茶割りだった。水割りの中でも硬水割は酒を薄めているにもかかわらず、逆に旨みをよく感じさせる味わいが十分に楽しめた。
また、ペリエ割りも香りの充実度が見事で、酒の味に程よく爽快感がプラスされる。油っこい料理とあわせて飲むと優れた食中酒にあるだろう。

香りは、素材感のある香ばしいい香りで、ぴんと切り立った印象。麦焦がし、クラッカー、杉、松、アーモンド、くるみなどを思わせる。熟成香という感じではない。
味わいは、口に含むと、ぽってりとした感触がある。密度の高さから感じられる味わい。わずかにトロミがあり、甘味と木から来る渋みや硬さもある。
後口は、僅かな気の香ばしさを伴った、ドライな後口である。苦みはなく、スムーズに香味が消えてゆく。引っかかる要素のないなめらかなフィニッシュである。


神の河

Trackback [0] | Comment [0] | Category [焼酎の知識] | 2012.11.11(Sun) PageTop

餃子はなぜ三日月型をしているの?

日本のラーメン店のメニューには、たいてい焼きギョーザがある。餃子は気軽に食べられ、スタミナもバッチリの重宝な逸品。なんといってもこれを食べながら冷たいビールをグイッと言うのはこたえられない。
日本では日常的なおかずと言えるが、中国では餃子は行事食としての一面も合わせ持っている。中国の正月にあたる春節や結婚式、出産などのお祝いの席には餃子が山ほど用意される。中国では、餃子が演技のいい食べ物でもあるのである。
餃子がみかんの袋のような三日月のような形をしているのもそのあたりに理由がある。
餃子のあの形は、昔の中国のお金の形から来ているといわれる。一説によると、中国最後の王朝である清朝まで使われていた『元宝銀』という馬蹄形の銀貨を型どったものだといわれる。
いずれにせよ、お金に関係していることから、それを食べ財を成すと言われ、祝いの席に供されるようになった。
また、中国では、春節に食べる餃子の中に、1~2個だけお金を忍ばせるという風習もある。それに当たった人は、その年一年間、お金に困ることなく、幸せに過ごせるそうです。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [酒の肴の知識] | 2012.11.09(Fri) PageTop

サミクラウス・ビア  (オーストラリア・オーバーストライヒ州ビール)

冬の星空を仰ぎながら『サミクラウス・ビア』を飲むのが好きだ。これほど冬の似合うビールが他にあるだろうか?
1980年にスイスで生まれ、現在はオーストラリアで作られている「サミクラウス・ビール」のこと。毎年、聖ニコラウスの日である12月6日に仕込まれ、10ヶ月の熟成を経て瓶詰めされる。中には、買ったボトルを自らエイジングして楽しむ愛好家もいる。ラベルには瓶詰め年度と『世界一強いラガービール』の文字が誇り高く輝いてる。
淡い色合いの泡はへッドがしっかりしていてもちが良い。オレンジ色が買った琥珀色のビールは、香りをかぐだけでハイアルコールだと伝わってくる。
口に含むと、焦がしたザラメ砂糖、焚き火で焼いたマシュマロ、スイートポテト・タルト、オレンジキュラソーを連想させる甘みが広がったあと、わずかな苦みが訪れ、ダークラムのような温かさとともに長く余韻として残る。
濃厚な煮込み料理やデザートに最適である。

サミクラウス・ビア

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2012.11.09(Fri) PageTop

アメリカ式の恐ろしいウナギのさばき方。

真夏にビールジョッキを傾けながら、うなぎの蒲焼を食するのはいいものだ。暑さを吹き飛ばしてスタミナが付いた気分になる。
このウナギ、同じ蒲焼でも、江戸風と京風とがあるのをご存知だろうか。
江戸風は、ウナギを背開きして一人前ずつに切ったものを串に刺し、それをまずは強火で白焼にする。その段階でもおいしく食べることはできるのだが、それに水を打って油を抜き、さらに蒸したものをタレにつけて焼くと蒲焼の出来上がりだ。肉がトロリとして柔らかいところが、この江戸風の身上といえるだろう。
一方の京風は腹から割いて頭がついたままを串にさす。それを焼いきながらタレを付け、さらに焼いてはタレを付け、焼き上がってから一人前ずつに切り分ける。こちらは皮のシコシコした歯ざわりが持ち味である。
さて、江戸風でも京風でもない、アメリカ式のウナギのさばき方はというと、これはなんとも大胆な方法。
アメリカはニュージャージー州のシーフード・レストランでは、以下の様なさばき方をしているそうだ。
まず、ウナギをさばくのに必要な道具は、スタンガン。これを使ってウナギに高圧電流のショックを与え、失神したところで調理する。しかも、丸のまんまをぶつ切りにし、それをそのままシチューに入れる。おそらく、脂でぎとごとのシチューが出来上がり、精力はつくだろうが、日本人の口にはとても合いそうにない。
ウナギは、蒲焼にされて、原型をとどめていないからこそ口に運べるもので、あれが単なる胴体のぶつ切りだったら・・・いやでしょう?

Trackback [0] | Comment [0] | Category [酒の肴の知識] | 2012.11.08(Thu) PageTop

グレンロッキー  (ハイランドモルトウイスキー)

第一印象は軽くてドライ。次第にスイートになってくるが、切れ上がりが驚くほど早く、殆ど余韻が残らない。そのために全体の印象はすっきりとしているものの、あまり記憶に残らないウイスキーである。
全くあとを引かないので、一杯だけでベッドに向かうときや、早めに切り上げたい時には良いかもしれない。
蒸留所は西ハイランドの中心地フォート・ウイリアムの町中に位置する。
創業は1898年。ネアンのディビッド・マッカンディーによる起業だが、時すでに遅く、ウイスキー産業はそのピークを過ぎ衰退に向かっている時であった。そのために創業当初から、本来持ってる生産能力の一部分しか使うことができず、さらに何年もの間、操業停止に追い込まれた。
1920年にはイングランドのビール醸造会社に売られ、1935年にジョセフ・スコティッシュ・ディスティラーズ社(ASD)が買収してようやく生産が再開された。
ホップスはアメリカ禁酒法時代にカナダでウイスキー製造を手がけ、一度は大儲けをしたが、後に倒産、という輝かし(?)経歴の持ち主であった。カナダを引き上げたホップスが次に手がけたのがスコットランドの蒸留所の買収だった。グレンロッキーのほかに、一時期、ブルイックラディやグレンキンチーなどの蒸留所を所有したいた。
しかし、1940年には自分の持ち株をASD社に売却、蒸留所の近くの、今はデラックスホテルとなっているインヴァロッキー城を買ってそこに引退、アメリカ式の牧場経営を始めたという。牧童にはツバ広帽子に厚皮のズボン、ブーツには拍車とまるで西部劇に出てくるカウボーイと同じ格好をさせたに違いない。
その後1953年にDCL社がASD社を買収、1960から70年代にかけて増改築、設備の近代化が図られたが、1980年代のウイスキー不況による生産調整で1983年に閉鎖。一部の設備は取り壊されてしまったので、今後の生産が再開される可能性は殆ど無いという。現在はUD社が所有している。
ポットスチルは合計2基で、仕込用水はベン・ネヴィス山に源を発するネヴェイス川の水を利用。キルンの屋根は非常にスマートで背が高く独特の形をしている。


グレンロッキー

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