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ビールの大瓶の容量はなぜ633ミリリットルなのか

瓶の形こそ多少は違っているものの、国産ビールの大瓶の容量は全て633ミリリットルである。
ちなみに中瓶は500ミリリットルで小瓶は334ミリリットル。この半端な数字を前にしてまず頭に浮かぶのは、これが昔の容積単位の近似値なのではないかということである。
そこで、1合は約180ミリリットルだからと電卓をはじいてみると、もしかして3.5合入りってことかと推測可能。では334ミリリットルのほうでは・・・1.8合くらい。どうにも半端な数字である。
ことの真相はきわめてベタな理由からだった。歴史は少々さかのぼって明治維新の頃、明治の新政府が打ち出して国策はもちろん『富国強兵』である。そのためには国家に財源が必要だ。何時の世も為政者の考えは同じである。国の収入を増やすにはもちろん増税が一番手っ取り早い。かくして日本にも酒税が導入されることとなる。だからこそ日本でお酒を管轄しているのは、農水省でも厚生労働省でもなく、財務省(国税庁)なのである。
酒税には何度も改訂が加えられてきたが、1940年(昭和15年)3月というから太平洋戦争勃発の前年にビールにかかる税金は出荷量に応じて課税される。『ビール税』に統一されることになったのである。
当時、瓶ビールは大瓶と少瓶で出荷されていたが、その容量にはメーカーによって微妙なばらつきがあった。徴税官としては不公平があってはならぬという職務に忠実は思いから、それを厳密に量ってみた。その結果、大瓶のうち最小の瓶は633,168ミリリットル入りで、最大の瓶は643,992ミリリットル入り。そこには10,824ミリリットルの誤差があったのである。
そこで出された結論は、『最小のものに統一すれば、瓶を無駄にせずにすむ』というもの。これは戦況芳しくない1944年(昭和19年)の決定なので、建前はともかく、たとえ10ミリリットルでも課税できるビールは無駄にしたくないという切なる思いが伝わってくるようではないか。というわけで、お役人が測ったそのままの数字を当てはめたのがビールの大瓶の容量なのである。小瓶場合も同様の経緯があって、現在の数値に落ち着いている。
ちなみに中瓶は新参者なので、キリの良い数字を選ぶことが出来ました。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2014.06.10(Tue) PageTop

本格芋焼酎 黒甕  (鹿児島産 芋焼酎)

香りは穏やかで、芋の芯の部分を思わせる香りや、わずかに花やマスカットのような香りも。
口に含んだ瞬間はしっとり感があるが、すぐにミネラルや土を思わせる苦味が現れ、中盤から芋やフキ、蒸しパンのような香りが立ってくる。サラサラとした後口。
芋の甘く香ばしい香りが立つお湯割りがいい。緻密な感触の中から香味が現れてくる。柔らかな甘味をお残す後口で苦味もない。


黒甕

Trackback [0] | Comment [0] | Category [焼酎の知識] | 2014.06.10(Tue) PageTop

家庭で美味しくビールを飲むには

小売り用だろうが業務用だろうがモノは同じだというなら、我々の家庭でもビアホール並みに美味しいビールを飲むことは可能なはずではないか。同じように出荷されたビールが何故不味くなってしまうかを明らかにできれば、逆に家庭で旨いビールを飲む方法も見えてくる。
もちろん一般家庭でメーカーからビールを直送してもらうわけにもいかないから、小売店で買ったビールをベストコンディションで味わうのが、我々の目指す方向となるのは自明のことである。
酒類全般にえいることだが、酒の品質を落とす最大の敵は紫外線と温度の急激な変化である。
店先にビールケースを積み上げ、ビールがポカポカと日向ぼっこしてるような店では絶対にいかなる酒も買ってはいけない。どんな種類のものであれ、日の当たる場所に商品を出してしまっているような酒屋はダメな店。これは真理である。
また、適切な状態で保管されていたとしても、瓶詰めされてから時間が経過しすぎたビールはNGである。瓶に入ってもなお熟成し、美味しくなるのは高級ワインと沖縄の泡盛の一部くらい。度数の低いビールなど、数ヶ月も寝かせていればそれが賞味期限内であれプラスの要素はなにもない。商品の回転の良い店、つまり流行っている店で、ラベルに記された製造年月日が古くないビールを選ぶ。これが大前提である。
次に、もんだとなるのは、いよいよ飲むぞという時のビールの注ぎ方である。プロが注意を払って注いたビールと素人が漫然と注いたビールの最大の違い、それはクリーミーな泡の有無なのだ。キメ細やかでいつまでも消えない泡には、突き刺した爪楊枝が倒れずに立っていたりする。いや、ことは美的効果ばかりではない。ビールにこの泡があることで、過度な炭酸の刺激を抑えられる。その上長く消えない泡には、ビールの気が抜けるのを防いてくれる効果もある。
さて、家で飲むビールでも限りなくプロに近い泡を簡単に再現することは可能である。ぜひすぐにお試しを。
まず、グラスにはある程度の大きさがほしい。ジョッキがなくても250ミリリットル以上の容量のタンブラーは用意したいもの。そしてビールの泡立ちの大敵はブラスの汚れである。ゴミやホコリが付着していては泡立ちが悪くなってしまうので、事前に必ず洗っておく。よくよく洗ったグラスにビールをドクドク・・・なのにちっとも泡立たない。これもよくある話である。今度はグラス洗剤が残っていたのである。こちらも泡立ちをテキメンに悪くする。
グラスを清潔に洗い、洗剤も完全に落とした。そしたら布で拭くのはやめましょう。布の繊維がくっつけばホコリを同じことである。プロがそうしているように逆さに立てて水を切り自然に乾燥させるのがベストである。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2014.06.09(Mon) PageTop

レッドフックESB  (アメリカ ワシントン州産ビール)

『レッドフック』の生まれたシアトルは、イチローが所属していたマリナーズの本拠地として馴染みのある街。ホップの産地ヤキマバレーに近く、クラフトビールの生産が盛んな地域である。
「レッドフックESB』を開栓すると、はっきりとしたモルトの香ばしさとカラメルのうっとりする香りが、そのまま閉じ込められている。口に含んだときの甘みは、まさにグラマラス。しかし、一切べたつかず、すぐに苦味がすっと表れる。女性を先に導いてすぐさまフォローに回る、紳士のエスコートのように優雅である。
去り際の、さり気なくジェントルマンな身のこなしに、思わず『もう一杯』とリクエストしてしまう。食欲がわき、甘辛く煮込んだ骨付きチキンなどを味わいたくなる。
オーナーのゴードン・バウカー氏はスターバックスコーヒーの創立者でもあり、スタイリッシュなセンスは『レッドフック』でも同じである。「ロングハンマーIPA」など人気の高い銘柄が多い。

レッドフック

Trackback [0] | Comment [0] | Category [ビールの知識] | 2014.06.09(Mon) PageTop


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