スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category [スポンサー広告] | --.--.--(--) PageTop

迷酒「むらさめ」は今でいうソフトタイプ?

「○○正宗」という銘の日本酒は数多い。正宗の銘を最初に酒に使ったのは天保年間、灘の山邑氏だが、以後、正宗という日本酒そのものを指す俗称とまでなっている。
では、「むらさめ」というネーミングはいかがだろう。妖刀「村正」のようなキレの良い酒というイメージはないが、「村雨」と考えれば、なかなか上品な酒を思い浮かべる。
実は、商標ではないが、かつて『村雨』と呼ばれる酒は実際にあったのである。ところが、『村雨』のイメージどころか、この酒は飲む側から総スカンを食らった。それというのも、『むらさめ』とは、水っぽい薄い酒のことを言っているのである。ある村で酒を飲み、帰宅しようと歩き始めたら、その村を外れないうちに良いが冷めてしまった。このような酒が「むらさめ」なのだ。
もっとひどい水っぽい酒は「のきさめ」。その家の軒をくぐった時には、すでに酔いが覚めるというシロモノを言う。
似たのに『金魚酒』もある。魚が住めるほどに水に近い酒である。
ただ、水で薄めた酒を売ること自体は、昔は当たり前だった。戦前までの酒税は造石税と言って、酒蔵での酒造高に応じて税金がかけられたので、アルコール濃度の高いままで出荷し、樽詰めの際、あるいは小売り酒屋で水を加えたものである。(現在は庫出税であり、すでにアルコー0ルのウドを調整したものに税金がかけられる。日本酒の原酒はアルコール度20度程度にもなり、いずれにしてもどこかで割水をすることになるわけである。)
このような仕組みのため、小売り酒屋では割水を多くすれば、その分だけ儲けが増える。そこでついつい『むらさめ』、『のきさめ』、『金魚酒』と言った迷酒を作ることになったいうわけ。
造石税は昭和15年に廃止され、薄い酒は消えたかというとさにあらず。
今度は終戦直後にかけて全国的に酒不足となり、飲み屋で割水をするようになり、やはり迷酒はあったのである。
もとっとも戦後40年以上たった最近でははじめから低いアルコールのソフトタイプの日本酒がヤングに人気とか。
このような酒のネーミングには、それこそ「むらさめ」と洒落てつけてはいかがだろうか。

スポンサーサイト

Trackback [0] | Comment [0] | Category [お酒の知識] | 2014.02.25(Tue) PageTop

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



Comment

Private

 


 検索フォーム
 カテゴリ
 最新記事
 おすすめ!
 最新コメント
 最新トラックバック
 月別アーカイブ
 FC2カウンター
 メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

 おすすめサイト!
 RSSリンクの表示
 リンク
 ブロとも申請フォーム
 QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。